eToro、市場予想を大幅に上回る1株52ドルで上場
  • eToroの株式はナスダックに1株52ドルで上場し、時価総額は42億ドル(約6170億円、1ドル147円換算)に達した。
  • 同社は投資家から約3億1000万ドル(約456億円)を調達し、予想を上回る需要があった。
  • 同社は、ドナルド・トランプ大統領主導の関税交渉により米国市場が厳しい時期を迎えたあとに上場を果たした最初の企業。

株式および暗号資産(仮想通貨)取引プラットフォームのeToroは、13日の夕方にナスダック市場に上場し、1株52ドルの初値をつけた。

同社は1株52ドルで600万株を売却し、投資家から約3億1000万ドル(約456億円)を調達。今回の上場により、企業評価額は42億ドル(約6170億円)に達した。

同社が予想をはるかに上回る需要を受けたため、この価格は市場の予想範囲を大幅に上回っている。

ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が世界各国の首脳と複数の関税協定締結について協議を進めているなか、同社は、米国全土の市場で数カ月間の厳しい状況が続いたあとに上場を果たした最初の企業となった。

この状況を受けて、eToroを含む多くの企業が上場を延期していたが、ブルームバーグ(Bloomberg)は先週、同社が計画を再開していると報じた。

同社は「ETOR」のティッカーシンボルで取引される。

|翻訳・編集:廣瀬優香
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|原文:EToro Goes Public At $52 A Share, Far Exceeding Marketed Range