ゲームストップ、ビットコイン購入の可能性に向けて17億5000万ドルを調達
  • ゲームストップは12日の米国市場の取引終了後、17億5000万ドル(約2520億円、1ドル144円換算)のシニア転換社債を新規発行すると発表した。
  • 同社は今年初めにビットコイン財務戦略を開始し、4710BTCを取得。
  • 同社の株価は時間外取引で10%下落。

苦境に立たされたビデオゲーム小売業者からミーム株となったゲームストップ(GameStop)は12日、17億5000万ドル(約2520億円)のシニア転換社債を新規発行すると発表した。

同社のプレスリリースによると、調達資金の少なくとも一部は「ゲームストップの投資方針に沿った方法で投資を行う」ために使用される。同社が3月に発表した声明によれば、その投資方針とは、ビットコイン(BTC)を財務準備資産として追加することだ。

今回の発行は、適格機関投資家のみを対象としており、購入者が最初の発行から2週間以内に2億5000万ドル(約360億円)の社債を追加購入できるオプションが含まれている。これらの社債には定期的な利息が付かず、早期に転換または買い戻しされない限り、2032年6月に満期を迎える。

同社は3月にビットコイン財務戦略を発表したあと、別の転換社債発行を通じて13億ドル(約1870億円)を調達。同社はその後、5月に4710ビットコインを約5億ドル(約720億円)で購入した。

同社の株価は時間外取引で10%下落した。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:ゲームストップ(John Smith/VIEWpress)
|原文:GameStop Raising Another $1.75B for Potential Bitcoin Purchases