みんなの銀行、ステーブルコインとWeb3ウォレットの検討開始──ソラナ、Fireblocks、TISと共同【速報】

ふくおかフィナンシャルグループ傘下の「みんなの銀行」は7月4日、Solana Japan、Fireblocks、TISと、ステーブルコインおよびWeb3ウォレットの事業化に向けた共同検討を開始すると発表した。

ソラナ(Solana)ブロックチェーン上でのステーブルコイン発行に向けた技術検証を行うとともに、個人(B2C)、法人(B2B)を問わず、幅広いユースケースにおける実用性を検討するという。

リリースには「特に、現実資産(RWA)を裏付けとしたトークンの売買やデジタル決済におけるステーブルコインの活用、またweb3ウォレットを通じた新しい金融体験の創出に向けた可能性を追求」と記されている。

国内でのステーブルコインは3月に、米サークルが発行するドル建てステーブルコイン「USDC」の取り扱いをSBI VCトレードが開始した。京都で開催されたIVC Summtでは、Binance JAPANも早期でのUSDC取り扱いを表明している。

“日本発”ステーブルコインについては、三菱UFJ信託が円建てステーブルコインの開発を完了していると報じられたほか、三井住友フィナンシャルグループ(FG)と三井住友銀行も事業化に向けた共同検討を発表している。

|文:増田隆幸
|画像:みんなの銀行のWebサイト(キャプチャ)