10月に期待する5銘柄、ブラジルの大手投資銀行がピックアップ
  • ブラジルの大手投資銀行BTG Pactualは、10月に上昇が期待される暗号資産5銘柄をピックアップ。
  • 同行の暗号資産プラットフォームMyntは、機関投資家の需要、ネットワークの安全性、現実世界でのユースケースを選定理由にあげた。
  • レポートは、オンチェーン活動の拡大と収益創出の可能性にも言及し、今後数カ月での価格上昇が期待されるとしている。

ブラジルの大手投資銀行BTG Pactual(BTGパクチュアル)の暗号資産(仮想通貨)プラットフォームMyntは、10月に上昇が期待される暗号資産として5銘柄をピックアップした。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、スカイ(SKY)だ。

同行のレポートによると、5銘柄のピックアップは、米国の利下げや新たな暗号資産ETFへの期待など、市場全体に広がる楽観論を反映している。

ビットコイン:長期的な基軸資産

ビットコインは依然として機関投資家にとって第一の選択肢であり、9月には現物ETFへの流入額が35億ドル(約5150億円、1ドル=147円換算)を超え、企業財務戦略としての購入も4万3000BTC(現在価格で50億ドル超)に達した。

Myntのレポートは、ビットコインを「長期的な基軸資産」と位置づけている。

「ポートフォリオに長期的な基軸を求める投資家にとって、ビットコインは流動性、ネットワークの安全性、小口投資家にとどまらない普及を提供している」(レポート)

イーサリアム:オンチェーン金融をけん引

イーサリアムについては「オンチェーン金融をけん引している」と評価。BTGパクチュアルのチームは、イーサリアムは、ステーブルコイン取引高とRWA(現実資産)トークン化プロジェクトの大部分を占めていると指摘した。

過去6カ月で、米国上場のイーサリアム現物ETFには113億ドルが流入し、企業財務戦略による購入も9月だけで81万6000ETHにのぼった。アナリストらは、これらの資金流入は、機関投資家需要の高まりを示しているとみている。

ソラナ、アバランチ、スカイ

ソラナの強みは、取引速度と低コストだ。BTGパクチュアルによると、ソラナ上では3カ月連続でDEX(分散型取引所)の取引高が1000億ドルを超えた。一方、ロックされた総価値(TVL=預り資産)は初めて300億ドルを超え、DeFi(分散型金融)の流動性が拡大していることを示している。

アナリストらは、ソラナ現物ETFの登場が期待されることで、機関投資家の需要が高まっており、資金流入の拡大と認知度向上につながる可能性があると指摘。

「現実世界での採用が進む高性能インフラへのエクスポージャーを求める投資家にとって、ソラナはスケール、コスト競争力、加速するネットワーク効果を兼ね備えている」

アバランチについては、オンチェーン活動の急拡大を強調。直近の四半期で日次取引数は46%増加し、ステーブルコイン取引高は421%増加したと述べた。

また、企業が独自ブロックチェーンを構築できる「サブネット」アーキテクチャが現実世界でのユースケースを後押ししていると付け加えた。

5つ目にあげられたのは、リブランドしたSky Protocol(スカイ・プロトコル、旧MakerDAO)だ。同プロジェクトのステーブルコイン「USDS」の流通供給高は約80億ドルに達し、変動利回りを提供する「Sky Savings Rate」は現在4.75%となっている。

さらに、7700万ドルを投じたトークン買い戻しプログラムも実施中で、レポートはスカイを「収益を生み出すDeFiトークンで、長期的なポテンシャルを備えている」と位置づけている。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:Myntのウェブサイト(キャプチャ)
|原文:Investing in ‘Uptober’? Brazil’s Largest Investment Bank’s Crypto Arm Names 5 Token Picks

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