暗号資産関連株急落、ビットコインは再び10万ドル台へ─株式市場も低迷
  • 伝統的市場と暗号資産(仮想通貨)市場は11月6日、再び急落している。
  • ビットコインは10万ドル台を維持しているが、かろうじてという状況だ。
  • 暗号資産関連株は、特に大きな打撃を受けている。

AIバブルから空気が漏れているのか、米連邦準備制度理事会(FRB)が経済減速の拡大に流動性の引き締めを仕掛けようとしているのか、あるいはその両方の組み合わせなのか、11月6日の市場は再び後退している。

米東部時間正午直前、ナスダックは2%安、S&P500は1.2%安となっている。

ここ数週間、株価が連日上昇していた際には無相関だったが、株が売られると完全に連動するという不運な状況にある暗号資産は、再び打撃を受けている。ビットコイン(BTC)は過去24時間で3%下落し、10万ドル台を割り込む恐れがある。

イーサリアム(ETH)、エックス・アール・ピー(XRP)、ソラナ(SOL)、ドージコイン(DOGE)は、2~6%下落している。

暗号資産関連株はさらに厳しい状況だ。ロビンフッド(Robinhood)は、暗号資産取引の急増も一因となって大幅に予想を上回る決算を発表した翌日に、8.5%下落した。

その他の取引所では、コインベース(Coinbase)が5.6%、ジェミナイ(Gemini)が3%下落。ブリッシュ(Bullish)は8%、ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)は5.1%下落した。

資本は引き続きデジタル資産トレジャリー株から逃避しており、先駆的企業のストラテジー(Strategy)は、5.9%下落した。ストラテジー株は238ドルで、前年比6.8%安、トランプ氏の2024年米大統領選挙勝利直後に543ドルまで急騰して以来、56%下落している。

ビットコインマイニング株も例外ではない。多くはAIインフラ提供への軸足転換で今年急騰していたが、 ハットエイト(Hut 8)、IREN、サイファー・マイニング(Cipher Mining) は、8%以上下落している。

タカ派転換のタイミングを見誤ったか

ジェローム・パウエルFRB議長が先週、12月の政策会合でFRBが利下げを行うという大方の予想に冷水を浴びせ、FRBが予想外にタカ派へと方針転換したことを受け、市場は引き続き動揺している。

他の多くのFRBメンバーもその後、パウエル氏の見解を支持している。政府閉鎖により公式の経済統計が発表されないため、FRBは暗中模索を強いられている。こうした状況下でFRBは、現在相次いで発表されている、経済の根本的な弱さを示す一連の他のデータを、見逃しているか、あるいは意図的に無視している可能性がある。

最新のデータとしては、再就職斡旋会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス(Challenger, Gray & Christmas)社が6日に発表した、20年以上で最悪の人員削減報告と、中古車販売の指標であるカーマックス(CarMax)による憂慮すべき見通しがある。

カーマックスのCEOも予想外に辞任し、株価は20%下落している。

マクドナルドは5日、顧客が感じている経済的な圧力について警告を発したが、これは、チポトレ(Chipotl)やカバ(Cava)などのチェーン店も以前から指摘していたものである。

予測市場ポリマーケット(Polymarket)によれば、米政府閉鎖も、多くの予想をはるかに超えて長期化する見通しだ。財政赤字や肥大化した政府について不満を述べるのは自由だが、政府閉鎖は、本来なら経済(および市場)に流れ込むはずの数十億ドルが循環しないことを意味する。

|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Shutterstock
|原文:Crypto Shares Slammed, BTC Heads Back to $100K Alongside Thursday Stock Market Selloff

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