リブラ協会、設立後2社目の新規メンバー──ショッピファイに続き、仮想通貨ブローカーが加入へ

仮想通貨ブローカーのタゴミ(Tagomi)はリブラ協会に加わり、22番目のメンバーとなる。2019年10月の協会設立後の新加入は2社目。

タゴミはリブラ協会への参加意向を今週末、正式に発表する予定とテッククランチが伝えた。先週はeコマースプラットフォームのショッピファイ(Shopify)も加入を発表している。

リブラからは大手企業の離脱が相次いだ。直近では2020年1月、ボーダフォンが自社の決済プラットフォーム「Mペサ(M-Pesa)」に注力することを理由に離脱を発表した。

2019年10月の協会設立前には、当初加入を発表していたマスターカード、ビザ、ストライプといった複数の決済企業が離脱を発表した。ボーダーフォンとは違い、これらの企業の離脱の理由は規制上の懸念だった。

タゴミのマーク・バルバガ(Marc Bharvaga)社長はCoin Deskに今回のニュースを認めた。我々はリブラ協会の広報担当者にコメントを求めたが、返答はまだない。

リブラは、2019年6月にフェイスブックが発表して以降、一貫して規制当局からの反発を受けている。世界各国の規制当局は開発の一時中断を求め、フェイスブックに規制当局との協力を促した。

激しい反発は6月以降も沈静化していない。2020年2月はじめ、欧州委員会副委員長のヴァルディス・ドンブロウスキス(Valdis Dombrovskis)氏は、リブラは「詳細情報が不足している」と述べた。

だが、ドンブロウスキス氏は、リブラがローンチした際には、EUは依然としてリブラが関連する法と規制に準拠していることを求めていくと述べた。

協力:Danny Nelson

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸
写真:CoinDesk archives
原文:Prime Broker Tagomi Becomes 22nd Member of Facebook’s Libra Association