GMOあおぞらとLayerX、金融サービスの検討を開始──コロナで加速するデジタル化

GMOあおぞらネット銀行と、ブロックチェーン技術に関連する事業を展開するLayerXが、次世代金融サービスの検討を始める。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、多くの企業が企業活動のデジタル化を進めるなか、両社はデジタル・トランスフォーメーション(DX)を支援するサービスの開発を進めていく。

GMOあおぞらとLayerXは5月14日、同サービスの検討で合意したと発表。事業内容の詳細は定かではないが、発表内容のブレットポイントは以下の通り。

  • デジタルネイティブな事業を行うベンチャー企業のノウハウ、サービスを提供する
  • 企業、行政のデジタルシフトを支援、推進する体制を整えていく
  • 業務プロセスのデジタル化を加速するための提案を行っていく
  • 「紙・ハンコ・FAXに関わる業務のデジタル化を考える企業は増加。既存業務を理解したうえでのワークフローの設計や、会計・契約システムと銀行APIの接続が求められる」(LayerX・福島良典CEO
  • 「テクノロジーバンクらしい視点を存分に発揮し、 このコロナショックを乗り越える一助となりたい 」(GMOあおぞら・金子岳人会長
  • GMOあおぞらは、銀行API連携サービスを中心とする金融ソフトウエアを開発してきた。一方、LayerXはブロックチェーンを基軸にDXを推進

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編集:佐藤茂
写真:発表文より