B2Bもコンシューマー市場並みのオンライン購買を。UPSが業者向けプラットフォーム開発へ

B2Bもコンシューマー市場並みのオンライン購買を。UPSが業者向けプラットフォーム開発へ

米宅配大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、企業間(B2B)販売を現代化するために、ブロックチェーン技術を活用した新プラットフォームを開発することを発表した。

2019年3月21日(現地時間)、UPSは、eコマース技術企業、Inxeptionと提携して、B2B販売を促進するためのプラットフォーム「Inxeption Zippy」を開発すると発表した。UPSのニュースページによると、ブロックチェーン技術を活用する同プラットフォームは、企業向けのカタログとして機能する。

サービス統合の狙いはB2B販売業者をさらにeコマースに呼び込むことだ。UPSはオンライン販売リソースの導入の遅さが、従来の方法で販売や販売促進を行なっている企業に直接打撃を与えていると考えている。

顧客のデジタル化を促進するために、同プラットフォームは、販売業者にオンラインサイトを設立するための手順も案内する。オンラインサイトでは、製品を掲載し、契約ごとに価格を設定して販売することが可能。

ブロックチェーン技術は、配送のスケジュール設定および監視、トランザクション、購入注文、融資記録の管理などのサービスをプラットフォーム上で提供するのに使用される。販売業者の顧客は、クレジットカードで決済することができるが、仮想通貨など、その他の決済手段が使用可能かは、言及されていない。

eコマースの成長によって、B2Bの買い手の期待値が変わりつつあるとUPSの最高マーケティング責任者(CMO)、ケビン・ウォーレン(Kevin Warren)氏はコメントしている。「B2Bの買い手も一般消費者と同じように、迅速かつ便利なショッピング体験を期待している」

プラットフォームは、検索エンジン、売り上げのレビュー、アナリティクスなどのマーケティングサービスも提供する。

調査会社、フォレスター・リサーチ(Forrester Research)によると、B2Beコマースの市場規模は2023年までに1兆8000億ドル(約198兆円)に成長する見込み。しかし、B2B製品の大半はいまだに、ダイレクトセールスやサードパーティーの販売業者を通して販売されているとUPSは語る。

InxeptionのCEO、Farzad Dibachi氏は以下のように述べている。

「我々はB2Beコマースに革命を起こしており、信頼できる方法を用いて、企業、およびそのクライアントをオンラインに呼び込んでいます。この提携によって、デジタルマーケティングおよびITリソースが限られているB2B販売業者でも、1つの安全なプラットフォームから販売と配送に関わる全ての要素を簡単に管理できる価格簡略化ソリューションが生み出されるでしょう」

翻訳:Yuta Machida
編集:佐藤茂、浦上早苗
写真:UPS van image via Shutterstock
原文:UPS Targets B2B Sales With New Blockchain E-Commerce Platform

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