ビットコインの取引高とアクティブアドレス数、過去最高を更新──パニック売りも要因か

ビットコインの取引高とアクティブアドレス数、過去最高を更新──パニック売りも要因か

ビットコインの取引高とアクティブアドレス数が、過去最高を更新した。一部のアナリストは、このデータからビットコインの強気市場はまだ終わっていないと予測している。

CoinDesk 20に含まれる8の主要暗号資産(仮想通貨)取引所におけるビットコインの取引高は、2017年に記録した過去最高を更新し、110億ドル(約1兆1500億円)を超えた。クリプトコンペア(CryptoCompare)のデータで判明した。

取引所別のビットコイン取引高
出典:CryptoCompare

「これは何よりもまず、業界がいかに大きく成熟したかを示している。より大きな取引高が、市場にさらなる流動性と効率性をもたらしていることは素晴らしい」と、アーケーン・リサーチ(Arcane Research)のノルヘイム・シェイ(Norheim Schei)氏はCoinDeskの取材で述べている。

シェイ氏によると、月曜日(11日)の下落による取引高の急増は、一部は新規参入者が原因になっているという。

「取引高の一部は間違いなく、新しく、経験の浅い投資家が市場に初めて参入し、価格が下落したことでパニックになっていることから生じているだろう。このような反落は、強気市場であっても必要であり健全だ」(シェイ氏)

短期的な利益確定の動き

同時に、グラスノード(Glassnode)によると、ビットコインのアクティブアドレス数は1月8日、過去最多を更新。

ビットコインのアクティブアドレス数
出典:Glassnode

「先週のピーク時には、1日に130万以上のビットコインアドレスが取引を行っていた。アクティブアドレス数の継続的な増加は、ビットコインが驚異的な水準で普及し、取引されていることを示している。市場参加者数がこれまでで最も多くなっている可能性を示している」(グラスノードの1月11日のウィークリー市場レポート)

今回の急落は、前の週にビットコインが急激に上昇したため、機関投資家が短期的な利益確定を行ったためと見る向きもある。

多くの市場関係者は、北米の伝統的機関投資家が2020年以降のビットコイン価格の上昇牽引してきたと考えている。事実、主に機関投資家向けにサービスを提供するシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン先物市場は大幅に成長している。

|翻訳:山口晶子
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:Glassnode
|原文:Bitcoin’s Active Addresses, Trading Volumes Now at All-Time Highs

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