タランティーノ監督「パルプ・フィクション」のNFTをめぐる裁判で映画会社と和解

映画監督クエンティン・タランティーノ氏と映画会社ミラマックスのNFTをめぐる裁判は和解が成立した。9月9日、裁判所提出書類で明らかになった。

裁判は、タランティーノ監督が1994年のヒット作「パルプ・フィクション」の未公開シーンを使ってNFTをリリースすると昨年11月発表したことがきっかけ。

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ミラマックスは映像の再配布権を所有していると主張していたが、両者は訴えを取り下げることに合意したという。

タランティーノ監督とミラマックスは9日の共同声明で「両者はこの問題を過去のものとし、NFTの可能性を含めて今後のプロジェクトで互いに協力することに合意した」と述べた。合意条件は明らかにされていない。

今年1月、タランティーノ監督は1つめのNFTをオークションにかけ、100万ドル(約1億4000万円)強で落札された。

事件は、Web2時代の著作権法がWeb3時代に適用された典型的な事例として、多くの注目を集めていた。タランティーノ監督側は、映画公開当時には存在しなかったNFTは、再配布の制限の範囲外と主張していた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:Quentin Tarantino Reaches Settlement With Miramax in ‘Pulp Fiction’ NFT Lawsuit