ビットコイン、10日連続上昇は2013年以来

ビットコインは7月31日に下落したものの、7月21日から30日まで、2013年以来となる10日連続の上昇となった。

4月中旬、ビットコインは6万5000ドル近くの史上最高値を記録。だが、中国が暗号資産マイニングや暗号資産(仮想通貨)取引所を取り締まり、世界中の規制当局が規制強化の動きを見せたため、その後の数カ月で価格は大幅に下落した。

個人投資家は慌てて売却に走り、大手機関投資家は市場参入に消極的になった。ビットコインは約2カ月間、3万ドルから4万ドルの間で推移した。

だが、7月20日に一時3万ドルを割った後、ビットコインは安定した上昇を始め、7月の月間上昇率は3カ月ぶりとなる18%となった。

出典:TradingView/CoinDesk

ビットコイン価格のレジスタンスは、まだ4万ドル台の低い位置にあると見られている。デジタル資産会社のEqonexによると、「ビットコインは4万2000ドルを超えるまで、レンジ相場となる可能性がある」という。

しかし、一部のアナリストは、弱気相場の最悪の状態は過ぎたと考えている。

「今回はどこか違う印象がある。最大の恐怖は消え去ったようだ」と米暗号資産取引サービス大手のコインベース(Coinbase)は31日、市場分析に記した。

年初から見ると、ビットコインは43%上昇となり、S&P500の17%を大きく上回っている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:TradingView/CoinDesk
|原文:Bitcoin Price Over $41K After Longest Streak in 8 Years