【市場動向】ビットコインは4万7000ドル台で推移──アルトコイン、NFT、DeFiは好調

【市場動向】ビットコインは4万7000ドル台で推移──アルトコイン、NFT、DeFiは好調

ビットコインは31日、4万8000ドルを割り、トレーダーは規制当局の動向に注目している。当記事執筆時点では4万7000ドル付近で取引され、24時間で約2%下落した。

中国人民銀行(中央銀行)は31日、暗号資産(仮想通貨)への懸念を繰り返し、投資家のセンチメントに影響を与えた。同行は暗号資産取引のリスク認識を強調した。

アメリカでは、証券取引委員会(SEC)によるビットコインETF(上場投資信託)の承認の可否とその時期に注目が集まっている。DeFi(分散型金融)については、規制の強化が予想されている。

また31日、ステーブルコインのテザー(USDT)の発行元であるテザー社とその関連会社である暗号資産取引所ビットフィネックス(Bitfinex)は、過去数年のテザーの準備金の詳細を記載した文書をニューヨーク州司法長官がCoinDeskに公開することを阻止するための申し立てを同州最高裁判所に行った。

最新価格

●ビットコイン (BTC):4万7262ドル、−2.7%
●イーサリアム(ETH):3419ドル、+2.2%

●S&P500:−0.1%
●ゴールド:1817ドル、+0.3%
●10年物米国債:1.305%、+0.025%

現状、一部のアナリストはビットコインの短期的な横ばい状況がさらに続くと考えている。

「最初の抵抗線がクリアされれば(ごく短期間のうちだと予想している)、目標となる抵抗線は6万9000ドル〜7万ドル付近の史上最高値となるだろう」とフェアリード・ストラテジーズのケイティ・ストックトン氏は30日、ニュースレターに書いている。

レバレッジ“熱狂”市場の終焉

暗号資産市場では極端なレバレッジ取引から、より落ち着いた環境へと風向きが変わり始めている。

例えば、暗号資産デリバティブ取引所のFTXは、最大レバレッジを20倍に引き下げ、バイナンスも続いた。元幹部がアメリカで裁判にかけられているビットメックス(BitMEX)は、現在も100倍のレバレッジを提供しているが、現CEOは7月、そのような積極的な借り入れは「非常にまれ」と語っている。

こうした動きは“熱狂”した時代の終わりを告げているように見えるが、実は数カ月前に始まった動きの締めくくりであることは間違いない。

下図をみると、各取引所における1カ月のビットコイン先物プレミアムの平均は2月半ばの40%から、現在は最低水準の約8%まで低下している。

出典:Skew

イーサリアムの手数料高騰

イーサリアムブロックチェーンの取引手数料が急騰している。一部はノンファンジブル・トークン(NFT)人気の再燃が理由だ。

グラスノード(Glassnode)によると、現在、取引手数料の1日あたりの合計額は1万イーサリアム(ETH)前後、2020年の「DeFiの夏」と比べても高い水準となっている。

出典:Glassnode

DeFiトークン上昇

取引手数料ではNFTに及ばないものの、DeFiトークンは8月、力強い動きとなった。「特にアバランチ(Avalanche)では、流動性マイニングに対する1億8000万ドルのインセンティブがチェーンのTVL(預かり資産)とネイティブトークン価格に放物線的な上昇をもたらした」とグラスノードはブログに書いている。

同チェーンのTVLは、ほぼゼロの状態から18億ドル以上に増加。ネイティブ通貨アバランチ(AVAX)は1か月で約200%上昇し、58ドル付近の史上最高値を記録した。当記事執筆時点では、40ドルをわずかに下回っている。

出典:Glassnode

アルトコイン状況

●イーサリアム、ビットコインよりも高い希少性:ブロックチェーン分析会社IntoTheBlockのリサーチ責任者、Lucas Outumuro氏がツイートしたデータによると、今週はじめ、イーサリアムの1日あたりの発行量は年率換算1.11%に減少した。一方、ビットコインは1.75%。この傾向が続けば、これまで主にビットコインに集中していた価値保存の需要がイーサリアムに向かう可能性がある。

●NFT市場の戦い:トレーディングカード会社のToppsは、米大リーグ(MLB)のNFT発行にアバランチ(Avalanch)ブロックチェーンを使用すると31日発表した。同社は4月、MLBとNFT発行のライセンス契約を結んだ際には、Waxブロックチェーンを使っていた。アバランチを使用する理由として、Toppsは「高速、低コスト、環境に優しいこと」をあげた。

●NFT「Bored Apes」、サザビーズでオークション:277年の歴史を持つイギリスのオークションハウス、サザビーズは9月2日~9日に開催されるオークションで、Yuga Labsが制作した101個の「Bored Ape Yacht Club」(BAYC)のNFTコレクションを販売する。プレスリリースによると、BAYCの販売総額は1200万ドル(約13億2000万円)〜1800万ドル(約19億8000万円)と予想されている。現在、公開市場で最も安く入手できるBored Apeの価格は48.8イーサリアム、約16万6000ドル(約1800万円)。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:
|原文:Market Wrap: Bitcoin Slips Below $48K as Focus Shifts to Regulation

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