【市場動向】ビットコイン上昇、だが市場センチメントは弱気

【市場動向】ビットコイン上昇、だが市場センチメントは弱気

ビットコインは回復モードに入り、複数の指標は価格が売られ過ぎレベルに近づいていることを示している。例えば、日足チャートの相対力指数(RSI)は、売られ過ぎの領域から上昇している。だがビットコインの市場センチメントを測るFear and Greed Indexは、5月に見られたような極端なレベルに近づいており、弱気サインを示している。

当記事執筆時、ビットコインは4万4800ドル付近、24時間で3%上昇となっている。一方、イーサリアムは4%、アバランチ(AVAX)は11%上昇。

アルトコインは今週はじめに比較的大きく値を下げた後、ビットコインを上回る上昇を見せている。

ブロックチェーンのデータを見ると、一部のトレーダー、特にビットコインの長期保有者は押し目買いをしている。だが一部のアナリストは反発に懐疑的で、4万7000ドル付近のレジスタンスが上値を抑えると見ている。

最新価格

●ビットコイン (BTC):4万4786ドル、+3.5%
●イーサリアム(ETH):3144ドル、+4.3%

●S&P500:+1.2%
●ゴールド:1748ドル、−1.1%
●10年物米国債:1.427%

極度の恐怖

ビットコインのFear and Greed Indexは弱気サインを送っている。一部のアナリストは逆張りのサインと捉え、第4四半期(10−12月期)に向けて強気センチメントが戻ってくると予想している。

「ビットコインはGreed(強欲)レベルに達する前に勢いを失った。市場の再び下落したことで、指数はFear(恐怖)でいっぱいのレベルに戻った」とアーケーン・リサーチ(Arcane Research)は21日、レポートで市場センチメントの揺れ戻しを強調した。

これまでも、Fear and Greed Indexの極端なレベルはビットコイン価格の転換点に先立っていた。例えば、4月に史上最高値の約6万3000ドルを記録し、7月に約3万ドル付近まで下落した時などだ。

また現物(スポット)市場の取引高は、ビットコインが5万ドルを超えることができずにいるため、弱気センチメントの解消には時間がかかることを示している。

出典:Arcane Research

ビットコイン長期保有者の行動

グラスノード(Glassnode)のデータによると、ビットコインの小口保有者、すなわち10ビットコイン未満の所有者は大きな下落の後、積極的な買い集めに動いている。

下図を見ると、ビットコインの小口保有者は総供給量の約13%を占めている。小口保有者は5月の下落以降、保有を増やしている。また同様に長期保有者もビットコインを買い集めている。

出典:Glassnode

アルトコイン状況

●アルトコインは今週はじめの下落から反発:カルダノ(ADA)、ソラナ(SOL)、テラ(LUNA)は、6%から25%の上昇となった。メッサーリ(Messari)によると、アバランチ(AVAX)は24%上昇し、79.58ドルを記録した。

●マイアミ市長、マイアミコインはビットコインよりも早くメインストリームに:暗号資産企業の誘致を勧めている米フロリダ州マイアミ市のスアレス市長は、マイアミコイン(MiamiCoin:MIA)は「ビットコインよりきわめて早くメインストリームになりつつある」と述べた。ただしMIAではまだ何かを買うことはできない。MIAはマイニングされると30%が市に送られる。スアレス市長は23日、この取り組みは10分ごとに2000ドル以上を市にもたらしていると述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Market Wrap: Bitcoin Rises Even as Indicator Shows Extreme Bearish Sentiment

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