メルカリ、NFT事業の統括人材を募集

月間利用者数が1900万人を超えるモノのマーケットプレイスを運営するメルカリは、暗号資産(仮想通貨)事業の開発を進めるメルコイン(mercoin)を通じて、NFT事業を統括する人材の募集を開始した。

同社のHPと、LinkedIn上の採用情報によると、メルカリが募集するのは「NFT事業責任者」で、同事業の戦略とロードマップを策定し、NFTプロダクトの立ち上げなどをけん引するポスト。パートナー企業とのアライアンスなどを検討しながら、NFT市場と事業収益の予測・分析なども行う。

NFT(ノン・ファンジブル・トークン=非代替性トークン):ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタルトークンで、アニメやゲーム、アートなどのコンテンツの固有性や保有を証明することができるもので、NFTを利用した事業は世界的に拡大している。

メルカリは今年4月にメルコインを設立し、暗号資産やブロックチェーンに関連するサービスの企画・開発を開始した。フリマアプリの「メルカリ」で、売上金の一部をビットコイン(BTC)で受け取る機能などの開発を進めている。

関連記事:メルカリ、ビットコインをメルコインで“大衆化”する──NFTはどうする?

同社HPによると、メルカリは、ブロックチェーン技術を取り込むことで、NFTなどのデジタルコンテンツを取引できるサービスを創出していくと説明している。

|編集:佐藤茂