米サークル、シンガポールに拠点──グローバル展開の一環

米サークル(Circle)は、グローバル展開の一環としてシンガポールに拠点を設置する。

「24時間動き続けるグローバルなインターネット・ファイナンス事業にとって、シンガポールは欠かせない。シンガポール金融監督局(MAS)は、我々がビジネスを拡大し、シンガポール市場への投資を検討する際にあたり、類まれな規制上のパートナーだった」と同社チーフ・ストラテジー・オフィサー兼グローバルヘッド・オブ・ポリシーのダンテ・ディスパルテ(Dante Disparte)氏はプレスリリースで述べた。

同社はシンガポール拠点を率いるリーダー層を雇用し、ライセンスや認可を取得していく。また米ドル連動型ステーブルコイン「USDコイン(USDC)」を発行する同社は、MASの規制のもと、シンガポール市場でステーブルコインのイノベーションをテストするためのパートナーを探している。

サークルは今年7月、特別買収目的会社(SPAC)のConcord Acquisitionとの合併を通じてニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場すると発表。合併後の時価総額は45億ドル、年内に完了する予定だ。

9日には、初期段階のブロックチェーン・プロジェクトへの投資を目的としたサークル・ベンチャーズ・ファンドを立ち上げた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Circle Establishing Singapore Hub Amid Global Expansion