ビットコインマイニング機器のマーケットプレイス誕生──北米での供給問題に対応

ビットコインマイニング機器のマーケットプレイス誕生──北米での供給問題に対応

暗号資産(仮想通貨)マイニングとステーキングを手がけるファウンドリー・デジタル(Foundry Digital)は8日、ビットコインマイニング機器のマーケットプレイス「FoundryX」を開設したと発表した。

「機器メーカーからマイニング会社まで業界をリードする顧客とパートナー、そして適切な買い手と売り手を適切な価格でマッチングさせる市場知識とデータを当社は持っている」と同社事業開発担当バイスプレジデントのジェフ・バーキー(Jeff Burkey)氏は述べた。

ファウンドリーはマーケットプレイス開設のために、マイクロBT(MicroBT)とビットメイン(Bitmain)の最新マイニング機器4万台以上を2022年までの即納分として確保。当面は新品のみを提供するという。

新事業の背景

マーケットプレイス「FoundryX」は機器のアップグレードや事業拡大を検討している小規模〜大規模のマイニング会社をターゲットとしているが小規模な個人事業者は対象としていない。

「だが我々は個人事業者にサービスを提供している複数の会社をサポートしている。我々は分散化ネットワークを支持している」と同社はメールで述べている。

背景には、サプライチェーンの問題や世界的な半導体不足によって北米のマイニング事業者が(マイニング機器メーカーのある)アジアから機器をタイムリーに確保することが困難になっていることがある。

またファウンドリーは、一部の販売会社がマイニング機器の予約に多額の保証金を要求し、顧客にとっては状況がより厳しくなっていると指摘。新しいマーケットプレイスはこうした問題を解決するために「アメリカベースの信頼性の高い流通市場」を通して、買い手と売り手を結びつけるとしている。

顧客メリット

同社広報担当者によると、顧客にとっての大きなメリットはニーズに応じて購入数や支払い条件をカスタマイズできること。一般的にマイニング機器メーカーは納入の半年以上前に、毎月の一定数以上の購入と多額の予約金を要求しているが、新しいマーケットプレイスはより柔軟に対応するという。

11月には、個人のマイニング事業者がマイニング機器を販売できるリセール市場も登場。同市場を開設したCompass MiningのCEO、ウィット・ギブス(Whit Gibbs氏は毎月、数億ドルのマイニング機器が販売され、需要の高さを示していると述べた。

ファウンドリーは2021年、マーケットプレイス事業の開始に先立ち、すでに1億2500万ドル(約140億円)以上のマイニング機器を販売している。

BTC.comによると、ファウンドリーの北米を拠点とするビットコインマイニングプールはビットコインブロックチェーンのハッシュレートの約16%を占めている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:FoundryXのWebサイト(スクリーンショット)
|原文:Foundry Launches Resale Marketplace for Bitcoin Mining Machines

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