NFTマーケットのOpenSea、評価額は1.5兆円──シリーズCラウンドを実施

世界最大のNFTマーケットプレイス、OpenSea(オープンシー)が3億ドルの資金を調達し、同社の企業評価額は133億ドル(約1.5兆円)に達した。

OpenSeaは4日夜(米東部時間)、シリーズCとなる調達ラウンドを実施したことを明らかにした。暗号資産(仮想通貨)領域で投資活動を行うParadigm社と、テクノロジーとメディア企業などを主要ターゲットに据える投資会社のCoatueが、今回のラウンドを主導した。

調達した資金は、人員の増強とカスタマーサポート体制の強化などに充てながら、スタートアップ企業への投資にも費やす計画だ。

OpenSeaは2017年に、デヴィン・フィンツアー(Devin Finzer)氏とアレックス・アタラー(Alex Atallah)氏によって設立された。NFTが2021年に世界的ブームを巻き起こすなか、OpenSeaはNFTの取引サービス事業を急拡大させ、世界最大規模のマーケットプレイスとなった。

同社は昨年7月に1億ドル規模の資金調達(シリーズB)を行ったが、当時の評価額は15億ドルだった。

|翻訳抜粋:coindesk JAPAN
|編集:佐藤茂
|トップ画像:Shutterstock
|原文:NFT Marketplace OpenSea Valued at $13.3B in $300M Funding Round