金融プロダクトとしてNFTを検討:ゴールドマン・サックス

ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)は、暗号資産(仮想通貨)分野に進出するなかで、NFT、特に「実物資産のトークン化」を検討していると発表した。

NFT(ノン・ファンジブル・トークン=非代替性トークン):ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタルトークンで、アートやイラスト、写真、アニメ、ゲーム、動画などのコンテンツの固有性を証明することができる。NFTを利用した事業は世界的に拡大している。

現実世界の資産がNFTとして売買されるメタバースは、金融サービスや他のさまざまな業界から注目を集めている。

「我々は実際、金融プロダクトの文脈でNFTを検討しており、実際にそこではきわめて強力なパワーを発揮している。なので我々はさまざまなことに取り組んでいる」と同行のデジタル資産グローバルヘッドのマシュー・マクダーモット(Mathew McDermott)氏は27日に開催されたFinancial Times Crypto and Digital Assets Summitで語った。

ゴールドマン・サックスは2021年に投資家向けにビットコインデリバティブの提供を開始し、今年3月にはデジタル資産金融会社のGalaxy Digitalと初めてOTC取引(相対取引)を行った。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Goldman Sachs Says It Is Exploring the Tokenization of Real Assets