暗号資産への逆風の時期を生き抜くコツ、日本がWeb3で勝つ方法【日曜日に読みたい厳選10本】

この1週間に公開したコラムやインタビューから、日曜日に読みたい10本を厳選。

暗号資産への逆風の時期を生き抜くコツ

主要暗号資産(仮想通貨)の50%以上の値下がり、実験的な大型プロジェクトの破綻を受けて、暗号資産に対する世論は、予想通り180度転換した。数年おきに起こることだ。

暗号資産価格のバブルによって、新たに投機家たちの一団が引き寄せられ、その多くが、完全に理解できていないテクノロジーに悪い賭けをして痛手を負う。そうして世論は、反対の方に大きく揺り動く。…続きを読む

日本がWeb3で勝つ方法:伊藤穰一氏に聞いた

Web2で敗北したといわれる日本。企業の時価総額ランキングでは、プラットフォーマーとして君臨するGAFAMが上位を占める。こうしたなか、Web3の勃興によるゲームチェンジの可能性に、テクノロジー業界だけでなく、政界も期待を寄せている。

ブロックチェーンはWeb3の基盤となるテクノロジーだ。北米と欧州は民間企業によるディスラプティブなテクノロジーの開発を促し、Web3の土壌作りを進めてきている。一方で、日本は対応の遅れが指摘されている。…続きを読む

Web3で学歴社会は無効化される?──元MITメディアラボ所長・伊藤穰一氏に聞く

Web3やNFTがバズワードとなっている。しかし、日常生活にどのような影響を与えるかを実感する機会はまだ少ないかもしれない。そのなかで、「社会はいよいよ、学歴至上主義から脱却する」と断言するのが、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボで所長を務めた伊藤穰一氏だ。…続きを読む

ステーブルコインのテザー(USDT)について知っておくべきこと

テザー社は、暗号資産(仮想通貨)市場でも特に人気が高く、幅広く使われているステーブルコインのテザー(USDT)を発行している。

テザーというプロトコルは、暗号資産取引所ビットフィネックス(Bitfinex)と密接な関係がある。親会社iFinexが一緒なのだ。香港で2012年に創設され、英国領バージン諸島で登記されている。…続きを読む

エルサルバドルが2023年までに債務不履行に陥る可能性

エルサルバドルの8億ドルのソブリン債は、2023年1月に償還を迎えるが、インプライド・デフォルト確率は48%となっている。

世界的な金融市場では、エルサルバドルがビットコインを法定通貨に採用してからわずか1年余りとなる8カ月後に、予定されている返済を停止する可能性が50%ほどあるとの見方が広がっているのだ。…続きを読む

コインベースの人員削減は、暗号資産の冬到来の最初のサインか?

6月2日、コインベースから真に衝撃的な発表があった。上場暗号資産(仮想通貨)取引所である同社が、2週間前に実施された採用凍結を延期するだけではなく、すでに決定していた新規採用を取り消すというのだ。

言い換えるならば、はるかに悲惨な何かの序章に過ぎないのか?暗号資産の冬が始まろうとしているのだろうか?…続きを読む

メタバースがもたらす新しい美術館の可能性

芸術の世界は、決定権を持つ人たちであふれている。キュレーター、コレクター、流行を生み出す人たちといった選ばれた少数のエリートたちが、どのアートが価値を持つべきかを決定する力を持っているのだ。

社会はおおむね、そのような力の不均衡を当たり前のように受け入れてる。何世紀にもわたって、物理的・経済的制約によって、大半の人たちはアートのエコシステムに有意義な形で参加をすることができなかったからだ。…続きを読む

ウェブ3がウクライナでの戦争犯罪記録に一役

何百万台ものスマートフォンのカメラが日々、ロシアのウクライナ侵略の恐ろしさを私たちに伝えてくれる。一般市民がソーシャルメディアやメッセージアプリを通じて、残酷な写真や動画を投稿。それを見て、戦争犯罪者の責任を追求する声が高まる。…続きを読む

米ブロック社のビットコイン調査レポートを読み解く

数カ月前、数人の仕事上の友人が、ビットコイン(BTC)ユーザーの構成、行動、見解についてより詳しく知るために、広範なビットコイン調査を実施したら面白いと考えた。もちろん私たちには他に仕事があったので、そんなことは忘れてしまった。…続きを読む

過酷な「ダウンラウンド」に備える

ベンチャーキャピタリスト(VC)というのは、暗号資産(仮想通貨)個人投資家と同様、基本的には直感にもとづいて投資を行う。

時にこれは、「モメンタム(勢い)」とも呼ばれる。成長中の企業や、値上がりしているコインはこれまで上手くいっているのだから、これからも好調に違いない、ということだ。…続きを読む

|文・編集:coindesk JAPAN編集部
|画像:多田圭佑