【US市場】ビットコインとイーサリアムは横ばい

【US市場】ビットコインとイーサリアムは横ばい

ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は、FRB(米連邦準備制度理事会)の金利引き上げや金融引き締めにもかかわらず、雇用データが堅調だったことを受けて、5日は横ばいで推移した。

暗号資産全体のパフォーマンスを測定する広範な市場指標、CoinDesk Market Index(CMI)は、0.32%下落した。

経済カレンダー:給与計算サービスを手がける米ADPが5日に発表した全米雇用レポートによると、民間部門の雇用者数は9月、20万8000人増となった。事前予想の20万人を上回り、8月の18万5000人増から12%増となった。

さらに転職した人の年間給与は15.7%増、一方、職場にとどまった人は7.8%増だったが、どちらも増加した。

数字は、雇用市場が依然として好調なことを示しており、FRBがインフレ対策に積極的に取り組んでいるにもかかわらず、経済は期待したほど減速していないことを示している。

株式市場:株式市場は、堅調な雇用データを受けて下落した。ダウ平均は0.14%、ナスダックは0.25%、S&P500は0.20%下落した。

コモディティ:エネルギー市場は、OPECの減産発表とアメリカの在庫統計を受けて上昇、WTI原油は1.8%上昇、欧州ブレント原油は2%上昇。天然ガスは1.8%上昇した。

金属市場では、ゴールドは0.3%下落、銅先物は1.6%上昇した。

最新価格

●ビットコイン:20,041ドル、-1.6%
●イーサリアム:1,348ドル、-1.2%
●CoinDesk Market Index(CMI):980.86、-0.7%

●S&P500:3,783.28、-0.2%
●ゴールド:1,725ドル、+0.2%
●米国10年債利回り:3.76%、+0.1

テクニカル分析

ビットコインは5日のほとんどを2万ドル前後の狭いレンジで推移した。値動きの幅を示すATRは64%まで低下している。

ビットコインは具体的な上昇要因が見られず、マクロ要因の影響で変動している。前日はFRBの金利引き下げへの楽観論から上昇したが、5日に発表されたADP雇用統計が予想を上回ったことで、金利上昇の可能性が強くなったようだ。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のFedWatchは、11月にも0.75%のの大幅な金利利上げを予想している。

強気サインを探している投資家にとって、オンチェーン分析は1つの手がかりとなる。暗号資産取引所のステーブルコインのネットポジション(下図では緑色のグラフ)は再び増加し、直近24日ではプラスになっている。

出典:Glassnode

多くの場合、ステーブルコイン残高の増加は買い圧力の増加を意味する。

弱気に傾いている投資家にとって、現在のビットコイン価格は生産コストに近いようだ。

グラスノード(Glassnode)によると、ビットコインマイナーの「生産コスト」は現在の価格より約11%低い、1万8081ドル付近となっている。価格がこの数値を下回れば、マイナーにストレスが加わることになる。

しかしテクニカルデータを見ると、生産コストに近いものの、1万8000ドル超の水準にはサポートが見られる。

価格水準別の取引高を示す「VPVR(Volume Profile Visual Range)」は、ビットコイン投資家が1万9000ドル〜2万ドルのレンジでロングポジションを追加していることを示している。

アルトコイン

分散型取引所トークンのGMX、バイナンスとFTXでの上場発表後に上昇:分散型取引所(DEX)GMXのトークンは、低迷を続ける暗号資産市場のなかで人気を集め、大手取引所のバイナンス(Binance)とFTXが上場を発表した後に史上最高値近くまで上昇した。

米ミシカル・ゲームズ、Web3ゲームを非中央集権化するためにMythos Foundationを開設:米ミシカル・ゲームズ(Mythical Games)は、ブロックチェーンゲームのエコシステムを運営するためのDAO(自律分散型組織)を設立し、その組織を管理する財団「Mythos Foundation」を開設した。また暗号資産MYTHも発行する。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Market Wrap: Crypto Markets Flatten as Latest Employment Data Throws a Setback for Inflation Hawks

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