ブルームバーグが長編暗号資産記事、個人取引を変える4つの方法【日曜日に読みたい厳選10本】

ジャーナリズムを生業としていない人には、ことの重大さが分かりづらいかもしれない。しかし、これは画期的な出来事なのだ。──今週公開されたコラムやインタビューから、日曜日に読みたい10本を厳選。

ブルームバーグが長編暗号資産記事を掲載:その重大さ

10月31日発刊の「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」紙面版に掲載される記事は、たった1つだけとなる。コラムニストのマット・レヴァイン(Matt Levine)氏による、『The Crypto Story』という壮大なタイトルのついた、4万ワードに及ぶ長編記事だ。

その狙いはどうやら、暗号資産の基本的な原理や技術から、最高に魅力的な社会的意義に至るまで、あらゆるものすべてを網羅した暗号資産入門を届けることのようだ。…続きを読む

暗号資産の個人取引を変える4つのポイント

暗号資産(仮想通貨)の世界に入る前にフィンテック分野で仕事をしていた私は常々、これら2つの業界で使われる言葉の違いが興味深いと感じてきた。

フィンテックの世界では、消費者とユーザーを話題にするが、暗号資産の世界では、個人の参加者はトレーダーや投資家、保有者と呼ばれることが圧倒的に多い。…続きを読む

アマゾン、メタに比べるとビットコインが安定して見える

昨年2021年7月25日夜(米東部時間)、ビットコイン(BTC)は魔法のような値動きを始め、夜中なのに5%も値上がりした。価格は当時、3万ドル台だったが、同年11月までには、6万8000ドル付近の当時史上最高値で取引されるようになっていた。

私は先週、今では遠い過去となったその時代のことを思い出した。ビットコインは10月25日午後1時(米東部時間)には1万9808.06ドルだったのが、1時間以内に最高で2万176ドルまで値上がりし、午後2時には2万126.20ドルとなっていた。…続きを読む

クレディ・スイスは金融界という炭鉱のカナリアか?

クレディ・スイス(Credit Suisse)は10月27日、巨額の損失やスキャンダルばかりが目立つナラティブを覆すために、改革計画を発表した。

しかし、投資家はまったく感銘を受けず、巨額の損失が明らかとなった決算報告と、現在の株主の立場を大いに薄めることになる資金調達計画の発表を受けて、同社の株価は15%以上も値下がりした。…続きを読む

「暗号資産規制の明確さ」という虚像

暗号資産界の知識人たちが集まる場で、スーツに身を包んだ参加者たちに「何を最も期待しているか?」と聞けば、「規制の明確さ」という答えが返ってくるだろう。

その答えは間違ってはいない。開発者や投資家にある程度の保護を与え、より多くの機関投資家の資金を呼び込み、業界にとって恩恵となるのは確かだ。…続きを読む

イーロンへの手紙:ツイッターを分散化する方法

親愛なるイーロン様

ツイッターの買収おめでとう!あなたは常々、分散化の大切さを口にしてきたので、買収劇をワクワクしながら見守ってきました。あなたとあなたのチームは、この素晴らしいプラットフォームを、より成熟した自己主権型ウェブに弾みをつけるために使おうとしているようですね。…続きを読む

大手銀行がDeFiを取り込む方法とは──DBS銀行がシンガポールでのプロジェクで取り組んだこと

シンガポールは、過去に大手銀行、金融機関、規制当局が行ったような暗号資産(仮想通貨)やDeFi(分散型金融)における最も先進的な取り組みを淡々と進めている。

なかでも、シンガポール金融管理局(Monetary Authority of Singapore:MAS)がこの夏に開始した「Project Guardian(プロジェクト・ガーディアン)」には、シンガポールのDBS銀行、米銀最大手のJPモルガン・チェース、日本のSBIデジタルアセットホールディングス、そしてシンガポール取引所(SGX)とシンガポール政府系投資会社のテマセク(Temasek)が設立したデジタル資産プラットフォームのMarketnodeがテストに参加した。…続きを読む

香港、暗号資産業界との対話姿勢の真意は?

香港政府の財経事務・庫務局(Financial Services and Treasury Bureau:FSTB)は10月31日、香港フィンテックウィークのオープニングで、暗号資産(仮想通貨)に対する声明を発表。香港はグローバルな暗号資産サービスプロバイダーと「対話する用意がある」と述べた。

だが業界はまだ先行きを見守る必要があるとRipple(リップル)のAPAC(アジア太平洋)担当ポリシーディレクターのラフル・アドバニ(Rahul Advani)氏は語った。…続きを読む

イーサリアム、次のアップデートに期待すること

イーサリアムブロックチェーンの大規模アップデート「Merge(マージ)」は、マイナーへの依存をなくし、エネルギーコストを劇的に削減することで、イーサリアムブロックチェーンの仕組みを根本的に変えた。次に予定されているアップデート「Shanghai(シャンハイ)」は、未解決の問題の解決に重点を置く予定だ。

1カ月の中断を経て、イーサリアム開発者たちは先週、Zoomを使って開催される「Ethereum All Core Developers Call」に再結集した(通常は隔週開催)。…続きを読む

暗号資産をテーマにしたハロウィーン仮装アイディア集

ハロウィーンが迫って来ている。私のように、どんなコスチュームを着るか考えるのを先延ばしにしていた人も、心配ご無用。CoinDeskでは、家にあるもので作れる、暗号資産をテーマにしたコスチュームのリストを用意した。

弱気市場を言い訳に、コスチュームを買わなかったことにすれば良いのだ。何に扮しているのかと聞かれたら、暗号資産トレーダーと答えて、空っぽの財布を取り出し、すっからかんのジェスチャーをすれば良い。皆痛いほどに分かってくれるに違いない。…続きを読む

|文・編集:coindesk JAPAN編集部
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