ウォーレン上院議員、米証取委の暗号資産規制を称賛

アメリカ民主党のエリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)上院議員(マサチューセッツ州選出)は、同国の証券取引委員会(SEC)とゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長による暗号資産(仮想通貨)業界の取り締まりを称賛し、議員に対し、これを継続するために必要なリソースと権限をSECに与えるよう呼びかけた。

ウォーレン議員は1月25日に反独占姿勢で知られる団体「アメリカン・エコノミック・リバティーズ・プロジェクト」とのインタビューで、2021年からSECを率いるゲンスラー氏はドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領時代の規制当局が「爆発を許した」後、「精霊を瓶に戻し、暗号資産エコシステムに規制を遵守させる」必要があったが良いスタートを切ったと述べた。

これまで暗号資産分野の気候変動への影響について特に強く批判してきたウォーレン氏は、SECは暗号資産商品から投資家を保護するために活動し、 「ビットコイン(BTC)上場投資信託が市場に出回るのを防いできた」 と述べた。また、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)氏による違法な暗号資産の宣伝や、暗号資産取引所コインベース(Coinbase)の関係者によるインサイダー取引などに対するSECの措置を称賛した。

「最も重要なことは、SECがまだ活発に働いているように見えることだ。業界は強いSECを恐れている。SECの監視から逃れるために毎年何百万ドルもかけてロビー活動をしているのはそのためだ」とウォーレン氏は述べた。

ウォーレン氏は昨年11月に著名な暗号資産取引所のFTXが破綻し、業界に波紋が広がった時にも調査を行なっており、規制当局による改善への取り組みを倍増させた。彼女は、FTXの創設者であるサム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried)氏に「法の及ぶ最大限の範囲」で責任を取らせるよう求めている。

「SECは規制を強化し、ルールを強制するためにそのツールを使用する必要があり、そしてSECがより多くの係官を必要とする場合、議会は暗号資産市場の隅々まで全力で仕事をするために必要なリソースと新しい権限を提供する必要がある」とウォーレン氏は述べた。また、すべてのアメリカの規制当局は、マイニングの環境への悪影響を含め、この産業の多くの側面を取り締まるために協力しなければならないとも述べた。

彼女は暗号資産ロビーにも狙いを定めている。

ウォーレン氏はインタビューで「いかがわしい暗号資産プレーヤーがワシントンで熱心にロビー活動を行っている」 と述べ、投資家と市場の整合性を保護する証券関連法を逃れるために暗号資産が 「許可証を得る」 べきではないとSECが 「声高に、そして明確に」 表明していると付け加えた。

「これは正しいアプローチだ」と彼女は述べている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:エリザベス・ウォーレン上院議員(Shutterstock)
|原文:Elizabeth Warren Praises SEC Chief Gensler, Slams Crypto Lobby