ドイツ取引所傘下のクリプト・ファイナンス、機関投資家に暗号資産ETPなどの発行手段を提供

ドイツ取引所(Deutsche Börse)の支援を受けたスイスに拠点を置くクリプト・ファイナンス(Crypto Finance AG)は、金融サービスプロバイダーのApexグループと提携し、機関投資家向けの暗号資産(仮想通貨)投資商品を提供する。

クリプト・ファイナンスはApexに暗号資産市場のインフラを提供し、上場取引型金融商品(ETP)などの構造化された投資ビークルを発行する。

両社の目的は、銀行、資産運用会社、ファミリーオフィスなどの専門家や機関投資家に、独自の暗号資産関連投資商品を発行する手段を提供することだ。最初の商品は、今年の第2四半期に登場する予定だという。

3月22日の発表によると「この新しい資産クラスの指数関数的な発展に伴い、暗号資産関連投資商品への需要が高まる」と彼らは予想している。

このため、2021年にドイツの資本市場取引所であるドイツ取引所が1億860万ドル(約144億円)で3分の2の株式を取得し、その傘下に入ったクリプト・ファイナンスのような規制対象プロバイダーが必要になる。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:ドイツ取引所(ShutterStock)
|原文:Crypto Finance and Apex Group to Offer Institutional Crypto Products