ビットコイン、2万8000ドル弱で横ばいに移行か

価格

●ビットコイン:27,966ドル、+1.7%
●イーサリアム:1,777ドル、+1.8%
●CoinDesk Market Index:1,231.08、+1.9%

●S&P500:3,970.99、+0.6%
●ゴールド:1,978ドル、-0.2%
●米国10年債利回り:3.38%、±0.0

ビットコイン(BTC)は1.7%上昇、2万7966ドルと2万8000ドルをわずかに下回ってアジアの週明けを迎えた。イーサリアム(ETH)はビットコインをわずかに上回る1.8%上昇で、1777ドル付近。

オアンダのシニア・マーケットアナリスト、エドワード・モヤ氏は24日、CoinDesk TVに出演し、コインベース(Coinbase)の先行きは、暗号資産の将来の値動きを左右すると述べた。

「暗号資産トレーダーは、コインベースの動向に注目している。コインベースCEOのブライアン・アームストロング氏は、SECからの通知に完全に驚かされたわけではないと指摘した。すべてのトークンが証券ならば、規制当局はどのように規制するのか誰にもわからない」「コインベースの成功は、長期的な暗号資産の成長にとって不可欠。アメリカでは、Coinbaseは人々が暗号資産(取引)を始めるときのきわめて大きな選択肢となっている」

モヤ氏は、ビットコインは今のところ、3万ドルレベルを試すことはできないが、横ばい推移となる準備が整っているようだと述べた。

BitBull Capitalのジョー・ディパスクァーレCEOは、米連邦公開市場委員会(FOMC)が比較的控えめな利上げを発表した後、市場は概ね強気のままであったとメールに記した。

「そうはならなかったが、2万5000ドルへの修正を予想していた。だがまだありえると考えている。現状、強気派はビットコインが2万5000ドルを維持し、その上で横ばいとなることを望んでいるのだろう」「こうした値動きがしばらく続けば、アルトコインが再び上昇し始めるかもしれない。逆に2万5000ドルを割り込むと、上昇に終止符が打たれるかもしれない」

一方、イーサリアムトレーダーは、最新のDeFi(分散型金融)危機が収束しつつある様子を受けて一安心し、価格を押し上げている。

米CoinDeskは週末、Euler Financeから2億ドルを奪ったハッカーが、資金の大半を返還したと報じた。ソラナ(SOL)やイオス(EOS)などのレイヤー1トークンは、このニュースを好意的に受け止め、週明けを上昇でスタートさせている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:First Mover Asia: Bitcoin Is Ready for a Consolidation Phase