イオス

EOS
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141.00
24h変動率
-6.05%
24h変動値
-9.07
時価総額
1,612億
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時価総額
1,612億
EXPORT DATA
1H6H12H1D1W1M3Mall
TO

イオス (EOS) の基本情報

Dapps(分散型アプリケーション)構築のためのプラットフォーム

発行上限 1,000,000,000
承認方式 DPoS
開始日 2017年6月〜2018年6月
中央機関 Block.one社
提唱者 -
オフィシャルサイトURL https://eos.io/
ホワイトペーパーURL https://github.com/EOSIO/Documentation/blob/master/TechnicalWhitePaper.md
公式TwitterURL
※当社は、この情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。免責事項

イオス(EOS)とは

イオス(EOS)は2017年にBlock.One社によって開発されたDapps(分散型アプリケーション)構築のためのプラットフォームで、そのトークンがEOSである。競合よりも使いやすく、プログラマーがブロックチェーン技術に参入しやすいプラットフォームを作るというDapps開発においてシンプルでわかりやすい目標を掲げている。

イオス(EOS)の特徴

取引手数料が無料である

ビットコインなどの一般的な仮想通貨と異なり、イオスは取引手数料が無料である。ブロックチェーンの取引に手数料が必要な理由は、手数料をマイニング報酬に充てているからである。イオスはユーザーにマイニング報酬を負担させるのではなく、運営が所有するトークンから支払っているため、取引手数料がかからない仕組みとなっている。

処理速度が他の仮想通貨と比べて速い

イオスは他の仮想通貨と比べて処理速度が非常に速いことで知られている。実際、ビットコインの処理速度が5件/秒、イーサリアムの処理速度が25件/秒であるのに対して、イオスは​1,000,000件/秒以上の処理速度を誇るとされている。

コンセンサスアルゴリズムとしてDPosを採用

イオスでは、コンセンサスアルゴリズムとしてDPos(Delegated Proof of Stake)を採用している。DPoSとはPoSのデメリットを解消するために生まれたコンセンサスアルゴリズムであり、トークンの保有量に応じて投票権が与えられ、投票によってブロック生成者を選出する仕組みである。

イオス(EOS)の歴史

イオス(EOS)プラットフォームはBlock.One社によって開発され、Daniel Larimer氏とBrendan Blumer氏によって考案された。Block.One社は、Blumer氏がCEO、Larimer氏がCTOとして務めている。イオスへの期待の大きさは、開発メンバーによるものといわれている。

Blumer氏は有名な起業家であり、香港でデジタル不動産会社の設立やビデオゲーム用の仮想通貨販売の経験があるブロックチェーン事業に携わってきた人物だ。Larimer氏はソフトウェアプログラマーであり、仮想通貨ベンチャー企業の設立経験もある。両者は2016年に出会い、Block.One社を立ち上げた。

イオスはBlock.One社の設立から1年後の2017年にEOSのICOを行い、約40億ドルの資金の調達に成功した。2018年にローンチしているが、開発陣による不祥事が続き、2019年にはICOへの不正が発覚したことにより、価格は2018年の仮想通貨バブル以来、最高値を更新していない。2023年には日本でEOSの取引が承認され、国内取引所で購入できるようになった。

イオス(EOS)の将来性を考えるための論点

開発陣の不祥事によるリスク

ICO(Initial Public Offering)で得た資金を開発以外の用途に使っていたことが取り沙汰されたり、イオスにはネガティブなニュースがつきまとう傾向がある。

しかし、度重なる不祥事が続くなかでも、イオスは日本での暗号資産の取引承認を得ていることに注目したい。国内取引所で特定の暗号資産を取引するためには、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)からホワイトリストの承認を得る必要がある。

しかし、日本は資金決済法に基づきホワイトリストに承認する暗号資産の基準を厳しく設定しており、不祥事が続くイオスでは難しいと考えられていた。厳しい日本の基準に迎合し、承認を得られたことは、過去の不祥事とは別に現在の信頼性を判断する大きな材料になるだろう。イオスの価格形成を考える上では、これらのニュースにも注視する必要がある。

イーサリアムキラーとしてのプラットフォームの優秀さ

不祥事などのネガティブな材料もあるイオスではあるが、Dapps構築のためのプラットフォームとしてイーサリアム(ETH)に取って代われるポテンシャルがあると考えられている。取引手数料が無料である点は、イーサリアムにはない大きな強みであり、反対にイーサリアムはスケーラビリティ問題による手数料の増加に悩まされている。さらに、イーサリアムの処理速度とイオスの処理速度にはDPosの採用により圧倒的に差がある。

プラットフォームの優秀さを比較するなら、イオスはイーサリアムよりも優れているといえるだろう。Dapps開発の場がイオスに移り、手数料が無料であることから、利用者が増えればイオスが今のイーサリアムの地位を勝ち取る可能性もある。

格付け機関による評価

イオスへの期待は、格付け機関による高評価による裏付けがある。仮想通貨のレーティングを行うWeiss Ratingsは、イオスを非常に高く評価していた。システムが無償である点とプラットフォームの性能から、より早くより強いイーサリアムになると期待してのことであった。格付け機関によって高い評価を得られれば、イオスに対してプラスの影響をもたらす可能性もあるだろう。

EOSトークン自体には実用性がない

EOSを購入するにあたって気をつけるべきことは、EOSを持っていてもイオスのプラットフォーム内での支払いなどの主な使い道がないことである。暗号資産ではユーティリティトークンのように特定のプラットフォームやコミュニティにおいて機能や実用性を発揮するトークンが注目を集めているが、EOSには実用性がないため注意が必要だ。

EOSの価値は、イオスのプラットフォームへの期待に支えられている。そのため、イオスが大きく発展しても将来的にEOSの価値が高まらない可能性もある。暗号資産のプロジェクトの将来性と価格の推移は連動しやすいが、EOSの価値に関しては長期的にはどのように変化するのか判断が難しいといえるだろう。

イオスの最新ニュースを知るには?

イオスに関する最新ニュースを知りたい場合は、こちらのページ「イオスの最新ニュース」を参照のこと。また、必要に応じて、イオスの公式サイトも参照のこと。

イオス(EOS)の購入方法

イオスは国内取引所ではBitTradeで購入できる。海外取引所でも購入できるが、CoinDesk Japanでは、金融庁に登録された国内の仮想通貨取引所で購入することをおすすめしている。

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