バイナンスが仮想通貨先物プラットフォームのユーザーテストを開始

仮想通貨取引所のバイナンス(Binance)は、計画していた仮想通貨先物商品の試験的なプラットフォームを1つならず、2つローンチした。

先物取引A・先物取引Bと名付けられた新たなテストネットでは、ダミーの資産を使った操作をユーザー向けに開放しており、この新規参入事業にトレーダーを取り込もうという狙いがある。

バイナンスは9月2日、月曜日(現地時間)に、先物テストネットの人気投票をユーザーに対して実施すると自社のウェブサイトで発表した。プレス発表時の価値で21万5700ドル(約2292万円)相当の計1万バイナンスコイン(BNB)をそれぞれのプラットフォームで賞金として提供する計画だと述べている。

創業者兼CEOのジャオ・”CZ”・チャンポン(Changpeng “CZ” Zhao)氏は7月上旬に、仮想通貨資産のロングやショートといった機能を含んだ取引インターフェイスを紹介して、仮想通貨先物を準備中であることを明かしていた。

バイナンスはユーザーからデポジットを得る手段として、8月28日(現地時間)に仮想通貨ローンも開始している。

初回として、ユーザーはドルと連動したテザー(USDT)、イーサリアムクラシック(ethereum classic/ETC)、バイナンスのBNBといった自身が保有する仮想通貨を貸し出すことができ、8月29日から9月11日にかけて利子を得ることができる。この最初の商品の年利は満期が14日間固定で、それぞれBNBが15%、USDTが10%、ETCが7%となっている。

翻訳:石田麻衣子
編集:T. Minamoto
写真:Shutterstock
原文:Binane Launches Two Crypto Futures Platforms for User Testing