コインベースなどの暗号資産取引所でXRP採用が相次ぐ──SECとの訴訟で一部勝訴

アメリカの連邦裁判所が13日、リップル(Ripple)社と米証券取引委員会(SEC)の訴訟において、暗号資産(仮想通貨)取引所やアルゴリズムを通じたエックス・アール・ピー(XRP)の販売は投資契約に当たらないとの判決を下したことを受け、XRPの取り扱いを開始する暗号資産取引所が続出している。

米暗号資産取引大手のコインベース(Coinbase)は13日、流動が十分ならXRPの取引を再開すると発表した。XRP/USD、XRP/USDT、XRP/EURの取引ペアが段階的に再開されるという。

ジェミニ(Gemini)はTwitterで、スポット取引とデリバティブ取引の両方でXRPの取り扱いを始めることを検討していると述べた。

クラーケン(Kraken)も13日、アメリカのユーザー向けにXRP取引がすでに可能になっていると発表した。

ビットスタンプ(Bitstamp)は、XRPの取り扱いを再開すると発表。「ビットスタンプはXRPを最も早い時期に上場させた取引所の1つであり、世界的にもXRPの流動性が高い取引所だ」とし、リップル社がビットスタンプの少数株主であることに言及した。

暗号資産価格データサイトCoinMarketCapのデータによると、SECとの訴訟における一部勝訴を受けて、XRPは13日に70%近く急騰し、昨年4月以来の最高値を記録した。

|翻訳:CoinDeskJAPAN
|編集:林理南
|画像:Shutterstock
|原文:Coinbase, Other Crypto Exchanges Embrace XRP After Court Ruling