XRP先物の建玉、年初来最高を記録

エックス・アール・ピー(XRP)に連動する先物の建玉は過去24時間で11億ドル(約1540億円)を超え、先週到達した10億ドル(約1400億円)の水準を上回り、今年最高を記録した。

XRPは、主要な暗号資産(仮想通貨)がほとんど変化しなかったにもかかわらず、2日連続で6%も上昇した。トークンは先週の高値と同じ80セントに達した後、引き戻された。

建玉(未決済の先物契約数)は7月18日から21%増加している。建玉の増加は、トークンや株式などの資産に対するベットの増加を示すもので、金融市場への新たな資金の流入を示唆する。

これらのポジションの大半、4億4300万ドル(約620億円)相当は暗号資産取引所バイナンス(Binance)で保有されており、次いでBitgetの2億5000万ドル(約350億円)となっている。

XRPの建玉が年初来最高まで急増した。(Coinglass)

XRPへの最近の関心は、取引所でのXRPの販売は投資契約に当たらないという先週の判決の後に生まれた。これを受けてXRPは96%も上昇し、直後の取引高は数十億ドルに跳ね上がった。

ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は、トレーダーが18日の取引で利食いした可能性が高く、その際に一時的な下落を引き起こした後、19日のアジア時間の午後にそれぞれ3万ドルと1900ドルのサポートレベルまで回復した。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Coinglass
|原文:XRP Futures Set Open Interest Record High for 2023