ドッグウィフハットが時価総額第4位のミームコインに──ラスベガスの球体ショーに向けた募金で目標達成

ソラナブロックチェーンで発行された話題のミームコインであるドッグウィフハット(WIF)は、モチーフとなっているピンクのニット帽をかぶった柴犬をラスベガスの球体スクリーン「スフィア(Sphere)」に表示させる見通しだ。コミュニティメンバーは十分な資金を調達した。

目標金額を上回る69万ドルを集める

このキャンペーンのウェブサイトによると、13日の時点でこのキャンペーンはステーブルコインのUSDコイン(USDC)で69万ドル(約1億350万円、約1ドル150円換算)以上の寄付を集めた。資金調達は4日以内に完了し、目標金額の65万ドルを上回った。

このキャンペーンを主導し、寄付を受け付けたマルチシグウォレットの5人の管理者のうちの1人であるアンセム(Ansem)氏はX(旧Twitter)に「ドッグウィフハットをスフィアに表示する件の資金調達が完了した」と投稿した。

しかし一部のウォッチャーは、こうした見栄を張った行動は市場の天井付近でよく見られるものだと指摘した。たとえば前回の強気相場では、暗号資産(仮想通貨)取引所のFTX(後に破綻)やCrypto.com(現在も存続)など、多くの暗号資産企業がスポーツ施設の命名権を取得した。

ミームコインの時価総額第4位に

ドッグウィフハットは昨年末のローンチ以来すぐに話題となり、ドージコイン(DOGE)や柴犬コイン(SHIB)、ボンク(BONK)などの犬をモチーフにした暗号資産に対する投資家の驚くほどの熱意に後押しされ、暗号資産市場の今回のサイクルで最も人気のあるミームコインの一つとして浮上した。

CoinMarketCapのデータによると、募金で注目を浴びた恩恵を受けてドッグウィフハットは過去24時間で35%上昇した。同じ期間に暗号資産市場全体は緩やかに上昇。ビットコイン(BTC)や取引高上位の暗号資産のパフォーマンスを示すCoinDesk 20(CD20)は約3%~4%の上昇となった。

Messariのデータによると、ドッグウィフハットはローンチから数カ月で時価総額が26億ドル(約3900億円)に達し、フロキ(FLOKI)を抜いて時価総額第4位のミームコインとなった。現在ドッグウィフハットは全暗号資産の中で時価総額第52位につけているが、最大のミームコインであるドージコインは時価総額240億ドルで10位に入っている。

ミームコインの上昇は調整の前兆か

ミームコインは、デジタル資産市場全体に占める割合は小さいものの成長を続けており、ただでさえボラティリティの高い暗号資産の中でも最もリスクの高いもののの一つだ。

最近ビットコイン(BTC)が史上最高値を更新するなど暗号資産市場が過熱する中、ミームコインの価格は過去数週間で急騰した。歴史的にミームコインの上昇は市場のフロス(小さい泡)が増していることを示しており、調整の前兆となることが多い。

|翻訳・編集:林理南
|画像:dogwifcoin.org
|原文:Dogwifhat Becomes 4th-Largest Meme Coin as Community Completes Fundraising for Las Vegas Sphere Showing