イーサリアムが4000ドルに近づく中、ぺぺコインがミームコインの上昇をリード
  • ぺぺコイン、柴犬コイン、ドージコインなどのミームコインは、ビットコインとイーサリアムの上昇からの「波及効果」により、過去24時間で26%も急騰した。
  • アメリカでのスポットETF承認への期待からイーサリアムに対する強気な需要が高まる中、トレーダーは2月下旬以降、ミームコインをイーサリアムの代理として利用している。

ペペコイン(PEPE)、柴犬コイン(SHIB)、ドージコイン(DOGE)は、イーサリアム(ETH)が2021年12月に記録した4000ドルへ接近する中、過去24時間で26%も急騰した。

PEPEは新たな楽観論で26%上昇し、DOGEとSHIBは木曜日の損失を取り返して10%上昇した。CoinGeckoで追跡されているミームコインのカテゴリーは、さまざまなトークンの広範なインデックスであるコインデスク20指数(CD20)が2.53%上昇する中、セクターの平均で8.6%の成長を示した。

(CoinGecko)

以前報じた通り、トレーダーは2月下旬以降、ミームコインをイーサリアムの代わりとして利用してきた。

「ビットコイン(BTC)とイーサリアムの上昇に伴い、イーサリアムとソラナ(Solana)上に展開されたコインもまた、ミームコインを含めて急上昇する波及効果が引き起こされている」と、分散型金融(DeFi)プラットフォームのブルーベリープロトコル(Blueberry Protocol)の共同創設者兼COOであるスレーター・ハイル(Slater Heil)氏はCoinDeskへのメッセージで述べた。

「投資家は強気な状況を可能な限り利用するもので、ミームコインはその手段の一つだ。短中期的には、『ファンダメンタルズ主導』のアルトコインへの回帰が予想される」とハイル氏は警告する。

イーサリアムはビットコインに次ぐ主要トークンとして、アメリカで上場投資信託(ETF)が承認されるとの期待が高まり、1月中旬から強気な需要が増え始めた。

CryptoQuantによると、イーサリアムエコシステムトークンのコインベース(Coinbase)プレミアムは先週、通常よりも高く、最近の需要がアメリカの投資家によって主導されていることを示唆している。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Atsuko Sato
|原文:PEPE Leads Meme Coin Rally as Ether Nears $4K