
- マイクロストラテジーは先週、12週間続いたビットコイン購入に終止符を打った。
- 同社は11月11日から毎週ビットコインを購入しており、総保有量は47万1107BTCに達していた。
- この中断の理由は、5日の決算報告である可能性があり、ブラックアウト期間が設けられるかもしれないとコインデスクのアナリストは述べた。
ビットコイン(BTC)を4番目に多く所有しているマイクロストラテジー(MicroStrategy)は、先週新たなトークンを購入しなかったと同社のエグゼクティブ・チェアマン、マイケル・セイラー(Michael Saylor)氏がXで発表し、12週間の連続購入に終止符を打った。
セイラー氏によると、11月11日以来、バージニア州タイソンズコーナーに本社を置く同社は21万8887BTCを購入。現在は47万1107BTCを保有している。
セイラー氏は同社が買い控えをした理由を明言しなかったが、5日の市場クローズ後に迫っている決算発表が理由である可能性が高いとコインデスクのシニアアナリスト、ジェームズ・ヴァン・ストラテン(James Van Straten)氏は述べた。
上場企業はインサイダー取引を防ぐために、決算発表前のしばらくの間、いわゆるブラックアウト期間に入る。この期間は数日、数週間、あるいは数カ月に及ぶこともあり、企業の財務情報を持っている人は、その企業の証券を売買することが制限される。
マイクロストラテジーの場合、バランスシートの大半がビットコインであることから、ブラックアウト期間には暗号資産(仮想通貨)の取引も含まれる可能性がある。
先週、同社はさらに多くのビットコインを購入するため、約2億5000万ドル(約387億5000万円、1ドル155円換算)の優先株発行を発表。そのわずか数日後、このシリーズの約730万株を売却し、調達額は当初の目標の2倍以上となった。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:CoinDesk
|原文:MicroStrategy Pauses Weekly Bitcoin Purchases Ahead of Earnings