セムラー・サイエンティフィック、第4四半期EPSが3.64ドルに急上昇──ビットコイン評価額増で

セムラー・サイエンティフィック(Semler Scientific)は2024年第4四半期の決算で、企業のデジタル資産保有に関する新しい「公正価値」会計ルールを採用。保有するビットコイン(BTC)の評価額が2885万ドル(約43億2750万円、1ドル150円換算)増加した。

プレスリリースによれば、これにより第4四半期の純利益は2920万6000ドル(約43億8000万円)、1株当たり純利益(EPS)は3.64ドル(約546円)となった。前年同期の数字は純利益420万ドル、EPS0.62ドルだった。

2024年3月に導入されたFASB(米国財務会計基準審議会)の公正価値ルールは、2025年第1四半期以降、企業がデジタル資産を市場価値で報告することを義務付けるものだ。ただし、企業が任意でこのルールを早期採用することが認められていた。

セムラーは18日時点で3192BTCの保有を続けており、その価値は現在のビットコイン価格約9万5000ドル(約1425万円)で3億ドル(約450億円)を超える。これらのビットコインの購入総額は2億8040万ドル(約420億6000万円)だった。

株価は18日の通常取引時間に2.1%上昇したが、時間外取引では横ばいだった。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Shutterstock
|原文:Semler Scientific Q4 EPS Jumps to $3.64 After Marking Up Bitcoin Holdings