ソニーとLINEが連携、Soneiumでミニアプリ4種を展開へ

ソニーグループとStartale Groupの合弁会社Sony Block Solutions Labsは3月12日、LINEと協業し、4つの人気ミニアプリをイーサリアム(Ethereum)レイヤー2ネットワーク「ソニューム(Soneium)」上に数カ月以内に展開すると発表した。

展開されるミニアプリは、睡眠報酬アプリ「Sleepagotchi LITE」、農業シミュレーション「Farm Frens」、AIゲーム「Moonveil – Puffy Match」、ソーシャル戦略RPG「Pocket Mob」の4種類。Farm FrensはTelegramで1000万ドル以上の資金調達に成功し、Sleepagotchiは1カ月で100万ユーザーを獲得した実績を持つ。

Sony Block Solutions Labsの渡辺潤チェアマンは「LINEのプレゼンスを活用し、Soneiumをより身近なものにする次のステップ」と述べ、これによって「これまで実現が難しかったエンゲージメントと普及が促進される」との見解を示した。

この提携により、ミニアプリ開発者はSoneiumのコミュニティ構築やマーケティング支援などを受けられる一方、ユーザーはWeb3の利点を体験しやすくなる。

なお、LINE NEXTは3月6日に、Kaiaブロックチェーン基盤のミニDappがサービス開始から1カ月で3500万回の利用回数を突破したと発表している。同期間には300万件以上の新規ウォレットが生成され、アジア主要市場で約3億円のアプリ内販売を記録した。

|文:栃山直樹
|画像:リリースから