ビットコイン決済アプリ「ストライク」、BTCレンディングを提供へ──再興する分野を活性化
  • ジャック・マラーズ氏のビットコイン決済アプリ「ストライク」は、ビットコインレンディング事業に参入する予定。
  • ストライクは、ユーザーがビットコインを保有し続けながら法定通貨を借入する手段を提供する計画だと、同氏は記した。
  • ビットコインレンディングは、昨年末に始まったビットコイン高騰の最中にコインベースなどの企業が参入したことで、復活の準備を整えている可能性がある。

ジャック・マラーズ(Jack Mallers)氏のビットコイン(BTC)決済アプリ「ストライク(Strike)」は、ビットコインレンディング事業に参入する予定だ。

ストライクは、ユーザーがビットコインを保有し続けながら法定通貨を借入する手段を提供する計画だと、同氏は7日のXへの投稿で述べた。

「人類史上最高のパフォーマンスを発揮する資産を売却して現金を得るべきではない。今ならその必要がない」と同氏は記した。

ストライク・レンディング(Strike Lending)は当初、米国の一部の地域で提供され、将来的には国際展開も計画されている。

「ビットコインが借入コストよりも速く成長し続ければ、資産価値は負債よりも速く上昇する。言い換えれば、ビットコイン保有による利益は、貸付金利を相殺する以上のものとなる可能性がある」と同氏は説明した。

2022年に始まった暗号資産(仮想通貨)の冬に、多くのビットコインレンディング業者が犠牲になった。ブロックファイ(BlockFi)、セルシウス(Celsius)、ジェネシス(Genesis)はいずれもこの時期に降伏した。

コインベース(Coinbase)のような暗号資産のトップ企業がこの分野に参入したことは、11月のドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の当選後の上昇を受けて、ビットコインレンディングが復活の準備を整えていることを示唆している。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:ジャック・マラーズ氏(Frederick Munawa)
|原文:Bitcoin Payments App Strike to Offer BTC Lending in Boost to Reemergent Sector