XRP現物ETF、今週カナダで取引開始──XRPは7%上昇

- パーパス・インベストメンツ(Purpose Investments)は、規制当局の承認を取得したことを受け、カナダでXRP現物ETF(上場投資信託)をローンチする。
- このETFは、6月18日からトロント証券取引所でXRPPのティッカーシンボルで取引を開始する。
- XRPの価格は過去24時間で約7%上昇し、ビットコインやCoinDesk 20 Indexを上回るパフォーマンスを見せている。
- パーパスは2021年カナダで、世界初のビットコイン現物ETFを発売した。
資産運用会社のパーパス・インベストメンツは今週、エックス・アール・ピー(XRP)現物ETFをカナダでローンチする。
これは規制当局の承認を取得したことを受けたもので、投資家は伝統的な投資口座を通じて時価総額で4番目に大きな暗号資産(仮想通貨)であるXRPへの投資機会を得られるようになる。
6月16日発表のプレスリリースによると、同ETFは、6月18日にトロント証券取引所でXRPPのティッカーシンボルで取引を開始する。
パーパスは、オンタリオ証券委員会(OSC)が同投資商品の最終目論見書を受理したため、ローンチが実現すると説明した。
XRPは、このニュースを受けて過去24時間でほぼ7%上昇し、ビットコイン(BTC)や広範な暗号資産市場のベンチマークであるCoinDesk 20 Indexを上回るパフォーマンスを見せた。
「OSCがパーパスXRP ETFの目論見書を受理したことは、規制されたデジタル資産エコシステムの構築におけるカナダのリーダーシップを強化するものだ」と、パーパス・インベストメンツの最高イノベーション責任者であるヴラド・タセフスキー(Vlad Tasevski)氏はプレスリリースで述べた。
パーパス・インベストメンツは2021年、米国での承認より数年早く、ビットコイン現物ETFを世界で初めてカナダ市場に投入した。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Shutterstock
|原文:Spot XRP ETF Set to Start Trading in Canada This Week After Regulatory Nod, Token Up 7%