ビットワイズ、ドージコイン現物ETF申請書類を修正──承認が近づいている可能性

- ビットワイズはドージコインETFの申請書類を更新し、現物商品としてSECの承認を受ける可能性を示唆。
- 修正された申請書類には、現物償還が含まれており、発行者と証券会社はDOGEトークンとETFの株式を直接取引できるようになる。
- 21シェアーズとグレイスケールもドージコイン関連金融商品を申請しており、市場への関心が高まっていることを示している。
ドージコイン(DOGE)現物ETF(上場投資信託)の実現が近づいている可能性がある。
ETF発行企業のビットワイズ(Bitwise)は26日、ドージコインETFの規制当局への申請書類を更新し、ある専門家によると、承認の可能性が高まっていることを示唆している。
「ビットワイズは、ドージコイン現物ETFとアプトス(APT)現物ETFに関するS-1書類の修正版を提出した」とブルームバーグ・インテリジェンス(Bloomberg Intelligence)のエリック・バルチュナス(Eric Balchunas)氏は書いている。「これはSECの関与を示す良い兆候であり、他の現物ETFの承認の動きと一致している」
また注目すべきは、ドージコインETFの申請書類が修正され、現物での償還と設定が追加されたことだ。これにより、ETFに関与する証券会社は、DOGEトークンとETFの株式を直接交換できるようになる。
「現時点では、現物償還が現物ETF全体で認められるのはほぼ確定している」とバルチュナス氏は付け加えた。
現在、米国を拠点とする全ての暗号資産ETFは、トークンを現金に交換し、その現金を株式に交換する(または株式を現金に交換し、その現金をトークンに交換する)必要があり、これにより課税対象となる事象が発生する。
このニュースは価格にあまり影響を与えておらず、ドージコインは過去24時間で約2%下落し、0.16ドルとなっている。
21シェアーズ(21Shares)もドージコインETFの申請を行っており、グレイスケール(Grayscale)は手数料2.5%のドージコインETFを申請した。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:Shutterstock
|原文:Spot DOGE ETF Appears Nearer as Bitwise Amends Filing