XRP、6%高で暗号資産の反発を主導──ビットコインは11万1000ドルを回復
  • XRPは8月26日、広範な暗号資産(仮想通貨)市場の反発を主導し、25日の下落後にトレーダーが再び市場に参入したことで6%上昇した。
  • CMEの暗号資産先物は建玉が300億ドルに達し、XRPは10億ドルの大台を最速で突破した契約となった。
  • アナリストらは、米連邦準備制度理事会(FRB)の次の動きにとって重要なシグナルとなる、29日のPCEインフレデータ公表を前に、過熱したセンチメントについて警告した。

アルトコインは8月26日、それまでの48時間で起こった急激な下落の後、力強く反発した。トレーダーは低価格を、市場に再参入する機会として捉えたようだ。

エックス・アール・ピー(XRP)が回復を主導し、過去24時間で6%上昇した。ソラナ(SOL)とドージコイン(DOGE)はそれぞれ約4.5%上昇し、イーサリアム(ETH)は5%上昇した。

これらのトークンの建玉も上昇し、新たな投機活動を示唆した。こちらでもXRPが際立っており、その建玉はここ1日で4.2%上昇した。

この上昇と同時に、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループは26日、その暗号資産先物ラインナップの建玉が初めて300億ドル(約4兆4100億円、1ドル=147円換算)を超えたと発表した。

ソラナとXRPの先物の建玉はそれぞれ、10億ドルの大台を超え、XRPは3カ月強でその水準に達した最速の契約となった。

アナリストらは、この節目を、市場の成熟と暗号資産デリバティブへの機関投資家による参加増大の証拠であると見ている。それは、XRP現物ETF(上場投資信託)が引き起こす可能性のある関心についても示唆するものである。

ETFの専門家であるネイト・ゲラシ(Nate Geraci)氏は、「人々はXRP現物ETFへの需要を過小評価しているかもしれない」と述べた。

より広範な市場も力を取り戻し、CoinDesk 20 Indexは26日、3.6%上昇した。ビットコイン(BTC)は遅れをとり、約1%の上昇にとどまったが、数時間前に一時的に10万9000ドルを下回った後、再び11万1000ドルを上回った。

ビットコインとイーサリアムのどちらも今月、金融緩和と機関投資家からの需要増加への期待に後押しされ、史上最高値を記録した。しかし、ブロックチェーン分析会社のSantimentによると、センチメントは過熱しすぎている可能性がある。

Santimentは24日に発表されたレポートで、9月の米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げの可能性に関する楽観論が、しばしば調整に先行する水準に達していると警告した。

Santimentは、FRBの決定に関するオンラインでの議論の急増を指摘し、「利下げに関する楽観論が市場を活気づけている一方で、ソーシャルデータは注意が必要であることを示唆している」と述べた。同社は、金融緩和への期待が実現しなかった場合、市場が「迅速な調整」に見舞われる可能性があると警告した。

トレーダーは現在、FRBの次の動きに対する重要なシグナルとして、29日に発表される個人消費支出(PCE)物価指数に注目している。

|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Jake Banasik/Unsplash
|原文:XRP Jumps 6% to Top Market Gainers as Bitcoin Retakes $111K

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