最大のビットコインファンド、資金流入弱まれば、価格修正の可能性:レポート

機関投資家向けのビットコイン投資ファンド「グレイスケール・ビットコイン・トラスト(Grayscale Bitcoin Trust)への資金流入がスローダウンすれば、ビットコイン相場は価格修正のフェーズに入る可能性があると、米銀最大手JPモルガン・チェースのストラテジストがレポートで述べた。

Nikolaos Panigirtzoglou氏率いるJPモルガンのクオンツ・ストラテジストのチームがまとめたレポートによると、グレイスケール・ビットコイン・トラストへの資金流入が実際に減少に転じれば、2019年下半期に見られた価格修正が起きる可能性は高まっていくという。米ブルームバーグが21日に報じた。

ビットコインの価格は過去数週間、史上最高値の水準を推移しているが、JPモルガンのストラテジストらはビットコインが過剰買いの状態であるとは述べていない。

1カ月で20億ドル増加

グレイスケール・ビットコイン・トラストは、ニューヨークに拠点を置くグレイスケール・インベストメント(Grayscale Investments)が運用を行っている。同社は複数の暗号資産投資ファンドを運用しており、運用残高の合計は18日現在で約155億ドル(約1兆6000億円)。過去1カ月で20億ドル、増加した。

グレイスケール・ビットコイン・トラストの資産規模は約130億ドルで、同社の資産残高の8割以上に相当する。ビットコインの価格は20日(米東部時間)、2万4273ドルまで上昇し、史上最高値を更新した。

グレイスケールの主要株主は米投資会社のデジタルカレンシーグループ(Digital Currency Group)で、米コインデスク(CoinDesk)を所有している。グレイスケールの暗号資産ファンドは、機関投資家が直接暗号資産を保有することなく、ビットコインなどのデジタル資産に投資することができる。

編集:佐藤茂
画像:グレイスケールインベストメントのHPより
原文:A Slowing of Grayscale Bitcoin Fund Inflows Could Prompt Price Correction: JPMorgan