ビットコインファンドの米グレイスケール、過去最大の33億ドルを積み増し──1年で10倍に拡大

米暗号資産(仮想通貨)運用会社のグレイスケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)は、運用資産残高が昨年10月~12月期で33億ドル(約3400億円)増加したことを明らかにした。

1四半期における増加額では過去最大となり、ビットコインの価格上昇が機関投資家の支持を得ていることを裏づけた。グレイスケールの投資報告書によると、前の四半期(7月~9月)の増加額は約10億ドルだった。

同社で最大の人気を誇るグレイスケール・ビットコイン・トラスト(Grayscale Bitcoin Trust)は2020年第4四半期、週平均で2億1700万ドルの資金を積み上げた。流入した資金の規模は、新たにマイニングされるビットコインを上回った。

グレイスケールの運用資産残高は現在、合計で約200億ドル。昨年はわずか20億ドルでスタートしていた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:グレイスケール・インベストメンツのマイケル・ゾンネシャインCEO(CoinDesk archives)
|原文:Grayscale’s Crypto Products Raised Over $3B Last Quarter, the Most Ever