テスラのビットコイン購入、「少々怖くなるニュースだ」:元米通貨監督庁高官

米電気自動車(EV)大手のテスラ(Tesla)が15億ドル(約1580億円)をビットコインに投資したことで、同暗号資産の価格は高騰し、日本円に換算すると1ビットコインは500万円を超えた。

テスラなどのような一部の米国企業は、企業が直面する法定通貨の価値の下落リスクを軽減する取り組みの1つとして、現金をビットコインに換えて保有する動きを始めていると、米通貨監督庁(OCC)の元長官代理ブライアン・ブルックス(Brian Brooks)氏は8日、CoinDesk TVの番組で語った。

「ビットコインに投資している人にとってはエキサイティングなニュースだが、他の多くの人にしてみると、少々怖くなるニュースだ」

テスラのニュースが伝えられた後、ビットコインは高騰し、初めて4万7000ドルを突破した。

マネーサプライは40%増

ブルックス氏によると、アメリカのマネーサプライ(通貨供給量)は新型コロナ感染拡大以降、25%増加しており、新たな経済刺激策が数日のうちに実施されると、1年前から40%増加することになるという。

「クレイジーな状況だろう? インフレの仕組みは、資産は多ければ多いほど、その価値は下がるというもの。多くの機関投資家がビットコインを資産として保有しようとしているのは、ビットコインが長期的に安定した価値の源泉になる可能性があると考えるからだ」

ブルックス氏は、次のキャリアについては明言を避け、今後もこの分野での仕事を続けたいとのみ答えた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:ブライアン・ブルックス氏(Office of Sen. Tim Scott)
|原文:https://www.coindesk.com/ex-occ-chief-brooks-calls-teslas-bitcoin-buy-a-bit-scary-news-for-rest-of-world