アルケミーペイ
ACHP- USD
- JPY
アルケミーペイ (Alchemy Pay) の基本情報
Alchemy Payのエコシステムでは、複数の仮想通貨による取引、クロスチェーン決済、P2P決済、複合決済、条件付き決済、エスクロー決済などが可能で、それぞれにフィアットオプションも用意されている。Alchemy Payは、フィアット業界と仮想通貨業界の橋渡しをするようなインターフェイスの開発を行っている。
発行上限 | 10,000,000,000 |
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承認方式 | |
開始日 | |
中央機関 | |
提唱者 | |
オフィシャルサイトURL | https://alchemypay.org/ |
ホワイトペーパーURL | https://file.alchemytech.io/Alchemy_WP-EN.pdf |
公式X URL | https://twitter.com/AlchemyPay |
アルケミーペイ(Alchemy Pay)は、法定通貨と暗号資産経済のギャップを埋める企業向けにリリースされたエコシステムだ。従来の決済システムで法定通貨だけでなく、暗号資産による支払いが可能になる決済システムである。イーサリアム規格発行されるACHは、エコシステムにおいて報酬や議決権を与えるユーティリティトークンとなっている。
アルケミーペイ(Alchemy Pay/ACH)の特徴
法定通貨と暗号資産経済の橋渡しになる
暗号資産を使って企業のECサイトなどで支払いをするためには、法定通貨と暗号資産をつなぐ橋渡しの役割が必要だ。アルケミーペイはVisa、Mastercard、Apple Pay、Google Payなどの主要な支払方法、国内における銀行振込にも対応し、173ヵ国の支払いをサポートできる。
暗号資産の支払いソリューションでは、Binance Pay、Solana Pay、Crypto.com Payに対応している。法定通貨における支払い方法と暗号資産における支払い方法の2つに幅広く対応することにより、アルケミーペイは後述する2つの機能における橋渡しの役割を果たす。
企業に負担なく暗号資産の支払いを受け付けられる
アルケミーペイの最大の特徴は支払った料金を受け取る企業側の法定通貨で受け取りたいという要望にも答えられるという点だ。アルケミーペイの加盟店では、各種暗号資産の支払いが選択可能であり、支払われた暗号資産は現地通貨に変換され、売り上げは法定通貨で受け取れる。
企業側は負担を重くすることなく、暗号資産による支払い方法を増やすことが可能である。アルケミーペイによって暗号資産を支払いに利用できる場所が増えることから普及につながり、法定通貨と共存する形で暗号資産を普及させられる。
NFTチェックアウトによってNFTを法定通貨で直接購入できる
近年では、日本においても日本円でNFTを購入できるマーケットプレイスが誕生しているが、NFTは暗号資産で購入するのが一般的である。アルケミーペイではNFTを購入したくても購入できない人が多い理由には、暗号資産による購入の仕組みが複雑であったからであると考えており、NFTをクレジットカードで購入可能にして、すぐにNFTを受け取れる仕組みが作られている。これにより世界中の人々が現地の通貨でNFTを複雑な手続きを要さず購入できるようになる。
アルケミーペイ(Alchemy Pay/ACH)の歴史
アルケミーペイは2018年にシンガポールで設立されている。暗号資産プロジェクトの一部は法定通貨および通貨を発行する政府などへの不信感を理由に立ち上げられたものも存在するが、アルケミーペイにおける法定通貨を否定しない姿勢と法定通貨と暗号資産経済のギャップを埋めるというビジョンは当初から確立されていた。
シンガポールの「Cé La Vi」、香港最大の家具メーカー「Pricerite」、ソフトウェアテクノロジー企業「Arcadier」、カナダのシューズブランド「Aldo」、タクシーサービス「Midwest Global Asia」などの加盟店ネットワークを基盤に成長を遂げる。
2020年に公開市場に参入し、2021年にCoinbase proに上場、世界最大規模の取引所Binanceと提携する。提携によりBinance Pay を通じて複数の企業で暗号資産の支払いが可能になった。2022年1月には正式にACHがBinanceに上場したことで、世界中でニュースとして取り上げられるようになり注目を集めた。
アルケミーペイ(Alchemy Pay/ACH)の今後
暗号資産による支払いの普及
アルケミーペイは、法定通貨と暗号資産をつなぐ形で暗号資産による支払いを普及させるアプローチを取っている。すでに一部の有名企業が暗号資産による支払いを受け付けているなかで、企業に負担をかけない方法で受け付けられるようになれば、企業は取引機会を逃さないために導入事例が増加する可能性がある。
アルケミーペイの導入事例の増加は、直接的に暗号資産による支払いの普及につながるだろう。アルケミーペイがより一般的に利用されるエコシステムになるほどユーティリティトークンのACHの価値の上昇も期待できる。
各国・企業との提携
アルケミーペイは、その性質上、暗号資産に関連する企業やプロジェクトだけでなく、法定通貨を扱う決算アプリを提供する企業や、暗号資産による支払いを受け付けたい企業など、さまざまな団体との提携が重要になる。アルケミーペイの提携能力が分かる代表的な事例には、インドネシアにおいて現地のフィンテック企業「ブルカー・デジタル・プンバヤラン」と協力して、インドネシア中央銀行から送金・資金移動のライセンスを取得したことが挙げられる。
ライセンスの取得により、アルケミーペイはインドネシアにおいて銀行の送金システムを利用した支払いサービスと運営コストの削減が可能になった。各国・企業と提携できる能力があり、今後も提携先を広げることが期待されるため、アルケミーペイの注目度も高まりやすい。
アルケミーペイ(Alchemy Pay/ACH)の購入方法
ACHは現在国内の取引所で購入することはできないため、Binanceなどの海外取引所で購入する必要がある。国内取引所で口座を開設し、元手となる仮想通貨を取引して海外取引所に送金することでACHの取引が可能だ。
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