取引所のポロニエックス、米国で仮想通貨9種の取引停止。「法律の扱いが不明」

米仮想通貨取引所ポロニエックス(Poloniex)は、アメリカ在住のユーザーに対し、仮想通貨9種の取引提供を停止することを発表した。取引停止となるのは、アーダー(ARDR)バイトコイン(BCN)ディークレッド(DCR)ゲームクレジット (GAME)ガス(GAS)リスク(LSK)ネクスト(NXT)オムニ(OMNI)、そして オーガー(REP)。同社は、これらの資産がアメリカの法律下では危険なまでに証券に近いと述べている。アメリカ国外のユーザーは引き続き取引することができる。

「今回の処置はアメリカ市場における規制の不明確さが招いた結果です。アメリカの規制当局がこれらの資産を証券とみなすかを判断することができません」と同社はオンラインパブリッシングウェブサイト、ミディアム(Medium)に投稿している。

これら9つの資産を持つアメリカ在住の顧客は、5月29日までに全取引を完了し、ポジションを閉じなくてはいけません。顧客は上場廃止後も、我々が世界で資産の提供をしている限り、ウォレットからこれらの資産を引き出すことができます。

ポロニエックスは、2018年2月に米フィンテック企業サークル(Circle)に買収された。新しくオーナーとったなったサークルは、取引所内を一旦整理しようとした結果、ゲーム・ドット・コム(Game.com)のGAMEやリスク・ドット・アイオー(Lisk.io)のLSKをアメリカ国内で販売し続けるには、規制当局の文書の保証が不十分だと判断したとみられる。

翻訳:Yuta Machida
編集:佐藤茂、浦上早苗
写真:Image via Poloniex
原文:Poloniex, Fearing Regulatory Backlash, Prevents Sale of 9 Crypto Assets In US