暗号資産取引所の規制強化はプラス:FTXのサム・バンクマン-フリードCEO

暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所FTXのCEO、サム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried)氏は暗号資産取引所に対する規制強化は投資家にプラスの効果があると述べた。

米証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFTC)は、暗号資産取引所に対する規制強化を検討している。

レンディング商品の規制は「適切なら、これらの商品は消費者にとって素晴らしいものになり、消費者の資産により高いリターンをもたらす」と同氏はブルームバーグのインタビューで語った。

ステーブルコインの禁止については、その有用性を考えると「残念」で、「他の規制のやり方が健全だと思う」と述べた。

NFTにも進出

FTXはノンファンジブル・トークン(NFT:non-fungible token)市場でも存在感を高めようとしており、業界トップのオープンシー(OpenSea)に対抗するために独自マーケットプレイスを構築しようとしている。

FTX.USの社長、ブレット・ハリソン(Brett Harison)氏は、インフラはすでに構築されており、マーケットプレイス立ち上げの準備はできているとブルームバーグに語った。

ハリソン氏も規制強化は暗号資産取引所にとって有益であり、「長い時間かけてようやく実現したことで、全面的に必要なこと。我々は大賛成だ」と述べた。

FTXのNFTプラットフォームは約1カ月で利用可能になる見込み。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:サム・バンクマン-フリード氏(CoinDesk archives)
|原文:Bankman-Fried Says Stricter Regulation of Crypto Exchanges Would Be Positive