電子書籍のメディアドゥ、NFTプラットフォーム「FanTop」を開始──決済はクレカで法定通貨

電子書籍のメディアドゥ、NFTプラットフォーム「FanTop」を開始──決済はクレカで法定通貨

本やマンガなどのデジタル流通を手がけるメディアドゥが、ファンがデジタルアイテム(NFT=非代替性トークン)を購入・取引できるプラットフォームをスタートさせた。

メディアドゥは12日に会見を開き、プラットフォーム「FanTop」の概要を説明。FanTopは、IP(知的財産)ホルダーなどの事業者がデジタルファンアイテム(収集品/コレクティブル)を提供し、世界中のファンがそれらのアイテムを自由に取引できるマーケットプレースとなる。

メディアドゥは、北米でNFT事業を拡大しているDapper Labs(ダッパー・ラボ)社が開発したブロックチェーンの「FLOW」を、FanTopの基盤に採用。FanTopのユーザーは、クレジットカードを利用して法定通貨(日本円)でのみ購入・取引することができる。

NFT(ノンファンジブル・トークン=非代替性トークン):ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタルトークンで、アニメやゲーム、アートなどのコンテンツの固有性や保有を証明することができるもので、NFTを利用した事業は世界的に拡大している。

Dapper Labsの事業を拡大させたのは、同社が運営する「NBA Top Shot」で、NBA(全米プロバスケットボール)選手のデジタル・トレーディングカードをFLOWブロックチェーンで扱うプラットフォームだ。ユーザーは、「Moment」と呼ばれる15秒程度のNBA選手のハイライト動画が複数入ったパッケージを購入・取引することができる。

メディアドゥは、トランザクション(取引)費用が比較的に低額であり、処理可能のトランザクション量が大きいこと、グローバルに展開している点などを理由に、FLOWの採用を決めたと説明した。NBA Top ShotではNFTアイテムが法定通貨(ドル)で取引されている。

「ファンアイテム市場は海外で1、2兆円まで広がっている。(デジタルファンアイテムが増加することで)市場はさらに拡大していくと考えている。多くのファンが多くのデジタルファンアイテムを気軽に買うことで、市場はさらに拡大していく」(メディアドゥ)

メディアドゥは年内に、スマートフォンアプリをローンチする計画だ。ユーザーは、購入したファンアイテム(NFT)を3D、AR(拡張現実)、VR空間で閲覧することができる。

また、メディアドゥは、1800万人(月間MAU)のユーザーを抱えるアニメコミュニティの「MyAnimeList(マイアニメリスト)」と連携して、FanTop上で展開されるNFTをグローバルに流通させる施策を検討していく。メディアドゥはFanTopのOEM提供も行い、事業者専用のマーケットプレースを開発するサービスも進めていく。

|テキスト・編集:佐藤茂
|画像:メディアドゥのオンライン記者会見より

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