アマゾン、AWSで暗号資産のスペシャリストを募集──決済やカストディを視野

AWS(アマゾン ウェブ サービス)がクラウドを使った暗号資産のアンダーライティング(引受)、トランザクション(取引)処理、カストディ(保管・管理)のスペシャリストを募集している。

アマゾンが求めている「ファイナンシャル・サービス・スペシャリスト」の職務内容は、グローバル金融機関や革新的なフィンテック企業と連携して「デジタル資産(例:暗号資産、中央銀行デジタル通貨)、ステーブルコイン、証券担保型トークン、資産担保型トークン、ノンファンジブル・トークン(NFT)の価格発見から約定、決済、カストディに至る取引方法を変革」すること。

アマゾンのデジタル資産への進出は、何らかの決済用トークン、いわゆる「アマゾン・コイン」を含むと見られている。

AWSがデジタル資産のトランザクション処理やカストディなどにターゲットを定めていることは、時流を捉えたスマートな動きといえるだろう。IBMも同様の動きを取っている。

AWSの求人広告には「当社の営業チーム、ソリューション・アーキテクト、独立系ソフトウェアベンダー、システムインテグレーターと連携して、顧客がクラウドを使ってデジタル資産のエンド・ツー・エンドのアンダーライティング、取引処理、カストディを行うことができるソリューションの提供をサポートする」と書かれている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Amazon Web Services Looks to Drive Crypto Settlement and Custody to the Cloud