アバランチはイーサリアムに代わる信頼性の高い選択肢:米バンカメレポート

レイヤー1ブロックチェーン、いわゆる「イーサリアム・キラー」の1つである「アバランチ(Avalanche)」は、安全性と分散性を維持しながら拡張可能なため、DeFi(分散型金融)プロジェクト、ノンファンジブル・トークン(NFT)、ゲームなどにおいて、イーサリアムブロックチェーンに代わる信頼性の高い選択肢になる。バンク・オブ・アメリカ(BofA)が12月10日発表したレポートで述べた。

アバランチを採用するプロジェクトは増えており、380以上のプロジェクトがアバランチ上に構築されているという。

レポートによると、アバランチは1秒間に約4500件の検証が可能で「他のレイヤー1ブロックチェーンよりも迅速な決済と低コストを実現する」。またアバランチの預かり資産(TVL)は8月以降、6255%の急上昇を見せたという。

さらに世界4大会計事務所の1つ、デロイト(Deloite)が災害救援プラットフォームの構築にアバランチを採用したことは、企業は「ブロックチェーン技術を活用して効率性を高め、コスト削減を実現できる」ことを示しているとバンク・オブ・アメリカは述べた。

暗号資産アバランチ(AVAX)の時価総額は年初から2800%以上増加、226億ドル(約2兆6000億円)にのぼり、現在、第12位の暗号資産となっているとレポートは付け加えた。

バンク・オブ・アメリカは、企業のブロックチェーン技術の導入は加速するだろうと述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:BofA Says Avalanche’s Scaling Capability Offers Viable Alternative to Ethereum