メタバースETF、プロシェアーズがSECに申請

米資産運用会社のプロシェアーズ(ProShares)は12月29日、メタバースETF(上場投資信託)を米証券取引委員会(SEC)に申請した。

同社によると「Metaverse Theme ETF」は、メタバースに投資する企業を含む「ソラアクティブ・メタバース・テーマ・インデックス(Solactive Metaverse Theme Index)」のパフォーマンスに連動するという。

同インデックスは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)またはナスダックに上場しているアメリカ企業のうち、一定の時価総額と流動性の要件を満たす企業を対象にしているとプロシェアーズは述べた。具体的には、アップル、マイクロソフト、インテル、メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)、エヌビディアなどのテック系大企業が含まれている。

メタバースへの関心の高まりで、メタバースETFが次々と登場している。すでに韓国で4つ、カナダで2つ、そして6月にはNYSEでラウンドヒルボール(Roundhill Ball)ETFがスタートしている。

10月には、特別買収目的会社(SPAC)のSubversive Capital Acquisitionが、メタバースETFをSECに申請している。

プロシェアーズは2021年10月、SECからアメリカ初のビットコイン先物ETFの承認を獲得している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Melody Wang/CoinDesk
|原文:ProShares Files Application With SEC for a Metaverse ETF