ペイパル、独自ステーブルコインの開発を検討

ペイパル(PayPal)が、米ドルに連動する独自のステーブルコインの開発を検討している。

ペイパルの広報担当は1月7日、「ステーブルコインの開発検討を進めている。この取り組みを今後さらに前進する場合、(ペイパルは)規制当局と密接に連携しながら行っていくことになるだろう」と述べた。

ペイパルのステーブルコインを巡っては、CoinDeskが昨年9月に、同社子会社のカーヴ(Curv)が開発を進めてきたと報じている。米ブルームバーグは先週、ペイパルのiPhone用アプリ内に、同社が開発を検討しているステーブルコインを示すコードとイメージが存在していると報じた。

そのコードによれば、米ドルに連動するステーブルコインは「PayPal Coin(ペイパルコイン)」と名づけられているという。

ペイパルの広報担当者はブルームバーグの取材に対して、アプリ内のコードとイメージは、同社のエンジニアを中心に社内で開かれたハッカソンで利用されたものと説明している。

ペイパルはここ数年で暗号資産(仮想通貨)に関連したサービスの拡充を進めてきた。ユーザーが購入できる暗号資産の量を増やしたり、暗号資産について学ぶことのできるプログラムなどの提供も開始している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:佐藤茂
|トップ画像:Shutterstock.com
|原文:PayPal Is Exploring Creating Its Own Stablecoin as Crypto Business Grows