暗号資産ファンド、市場下落のなかプラスに──押し目買いの動き

先週、数カ月で最悪の市場環境に投資家が苦しむなか、暗号資産(仮想通貨)ファンドは押し目買いの動きが見られた。

暗号資産運用会社のコインシェアーズ(CoinShares)が24日発表したレポートによると、暗号資産ファンドは1月21日までの7日間に1440万ドルの流入超となり、流出超は5週連続で終わった。

資金流入が見られたのは週後半の「価格が大幅に落ち込んだ時期」だったという。「投資家は現在の価格水準を買いのチャンスと見ている」。

ビットコイン(BTC)価格は23日までの7日間で16%下落し、2021年5月以来の最悪の週となった。イーサリアム(ETH)は、過去7日間で29%下落した。

コインシェアーズによると、先週の資金流入はビットコインファンドが中心で、1380万ドルの流入超。一方、イーサリアムファンドは1560万ドルの流出超となった。

その他、ソラナ(SOL)は140万ドル、ポルカドット(DOT)は150万ドル、カルダノ(ADA)は150万ドル、複数の暗号資産を扱うファンドは800万ドルの流入超となった。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinShares
|原文:Investors Put $14M Into Crypto Funds Last Week as Bitcoin Market Cratered