【US市場】ビットコイン、2月は株式を大きく上回る

【US市場】ビットコイン、2月は株式を大きく上回る

ビットコイン(BTC)をはじめとする暗号資産(仮想通貨)は28日に急反発し、1日は緩やかになったものの引き続き、上昇した。

地政学的リスクは続いているが、弱気センチメントは薄れているようだ。例えば、ビットコインのFear & Greed Indexは「極度の恐怖」から上昇し、中立レベルまで回復した。

一方、暗号資産取引所の取引高は3月1日、12月以来の高水準となった。これは売り手のキャピチュレーション(投げ売り)のサインとなる可能性もある。一方、売りに対する買いの比率もこの1週間で上昇し、強気の動きが再燃していることを示している。

だが他の市場指標は、様子見状態を示しており、中立的なものになっている。

アーケーン・リサーチ(Arcane Research)のレポートによると、ビットコインの永久スワップ市場のトレーダーは「最近の上昇に確信を持てていない」という。「永久スワップの建玉は22万3000から21万9000に減少して横ばいとなっており、トレーダーが積極的にリスクを再調整していることを示している」。

歴史的に3月はビットコインと株式にとって厳しい月となる傾向がある。マクロ経済的リスクと地政学的リスクが残り、短期的な変動が発生すると見られている。この先の数カ月の方が、ビットコインが上昇する確率は高くなるため、しばらく値動きは横ばいとなる可能性がある。

最新価格

●ビットコイン:44,035ドル、+5.83%
●イーサリアム:2,968ドル、+5.36%

●S&P500:4,306ドル、-1.55%
●ゴールド:1,949ドル、+2.59%
●米国10年債利回り:1.71%

2月のリターンはさまざま

暗号資産市場は2月、マクロ経済的リスクと地政学的リスクのために不安定な月となった。そのためCoinDesk20のパフォーマンスもさまざまで、例えば、エックス・アール・ピー(XRP)は29%のリターンで他を大きく上回った。

イーサリアムクラシック(ETC)とビットコインキャッシュ(BCH)も大きく上昇した。ビットコインは先週の急激な回復の結果、12%の上昇となった。

一方で、チェーンリンク(LINK)、アルゴランド(ALGO)、カルダノ(ADA)などは、8%を超える下落となった。ビットコインがアルトコインを上回ったことは、投資家のリスクに対する意欲が低下していることを示している。

CoinDesk 20の2月のリターン(CoinDesk Indices)

ビットコインも変動は大きかったが、伝統的な市場を上回った。月末に大きく反発し、ゴールドの5%上昇、S&P500の3%下落を大きく上回った。

IntoTheBlockのデータによると、過去30日のビットコインのリスク調整後リターンもS&P500を上回ったが、過去3カ月では下回っている。

2月のビットコインとマクロ資産のリターン(CoinDesk Research, St. Louis Fed, Yahoo Finance)

季節的に弱い3月

StockChartsのデータによると、過去9年の平均ではビットコインは3月にマイナスのリターンとなっている。

「リスク資産にとって非常に難しい環境」とオアンダ(Oanda)のアナリスト、エドワード・モヤ氏は述べた。

「連邦準備理事会(FRB)がより積極的な金融引き締めを行うのではないかと金融市場が神経質になれば、ビットコインは4万ドルレベルのすぐ下に広がる取引レンジの下限まで下落する可能性がある」

それでもMoya氏は、最近の値動きを考えると、下値は抑えられれうと予想している。

ビットコインの平均歴史的リターン(CoinDesk、StockCharts)

アルトコイン

テラ(LUNA)、25%上昇:テラ(LUNA)は1日、25%上昇した。トレーダーが利益確定に動く前に、一時、95.36ドルの週最高値を記録した。

ソラナ、イーサリアム、アバランチ、カルダノも上昇:ソラナ(SOL)、イーサリアム(ETH)、アバランチ(AVAX)、カルダノ(ADA)はビットコインとともに上昇。ソラナとイーサリアムは11%、アバランチは9%、カルダノは5%上昇した。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:
|原文:Market Wrap: Bitcoin Decouples From Stocks Ahead of Seasonally Weak March

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